今回から,ドラムのみではなく,ドラマーが他のパートと演奏することで受講内容を確認しつつ,ドラム以外のパートの方も岡本さんのグルーヴを体感できるよう,ぷちぷちセッションコーナーを設けました。^^
てなわけで,おかもっちのクリニックを名古屋で開催して自分もちゃっかりドラムを教わっちゃいつつ,更にセッションもやって楽しんじゃおうという,名古屋でしかあり得ない超オトクかつ大変小ズルい企画 ^^; のテストケース第2弾。まだまだ試行錯誤中でございます。^^;
今回は,7才のドラマーさんの受講にあわせ,発表会で演奏したという「突撃ロック」を事前仕込み指令を飛ばしたのがわずか1週間弱前。演奏者の皆様,大変申し訳ございません。^^;
ところでこのクリニック,タイトルはクリニックになってますが,はっきり言います。実質レッスンです!!! いいのかクリニックでここまで教えておかもっち!? もっと小出しにさらっとやって,後は課題としてやってきてね,あとは次回ね,で終わってもOKなのに,ここができたら,次はこうやってみて,だったらこうやるといい,そこまでできるならこれはどう?と繰り出すわ繰り出すわ,引き出しの多さに受講者全員唖然としながらもその超!高度な技とアイディアにお目目きらきら幸せいっぱい。^^
今回はぷちぷちセッション・・・というより演奏サポートという名目(?)で参加したドラム以外の楽器演奏者(Harriet含む)も,おかもっちの「見本」に合わせての演奏に「グルーヴがめちゃくちゃ気持ちいい!!!」と,これまた3人で大騒ぎ。^^; クリニックなんだから本来参加者を増やさないといけないわけですが,この立場を人に渡したくない!独占したい!という声がサポート3名の間で秘かに取り交わされる始末・・・。^^; (<主催者のくせに ^^; )
それでは具体的な指導内容をご紹介しましょう。^^
さて,今回はまず,一見ベーシックな8ビートのリズムに挑みました。
今回,ドラム教室に通っている7才のドラマーそうたくんが参加。子供用セットを用意していなかったので,スネアの位置をいちばん下に持ってきて会場にある見学用の椅子をスローン代わりにし,なんとか高さ調整。^^; ピアノの場合,足台を用意することもありますが,子供用のピアノを使うとか一切ないので,主催者はりちゃん,大変うかつでございました。TT
お母さんによると,教室では実際のドラミング指導の前に,行進等でリズムキープを覚えさせたりするのだそうで,その後ドラムの練習に入るので,習い始めが早くてもやはり時間がかかるのだとか。
今回の課題曲は,ドラムの発表会でも演奏した「突撃ロック」。テンポを落としつつも「突撃ロック」のパターンを披露。若者も2名ほどいるものの,見知らぬおっさん(失礼)が殆どの会場で緊張しつつも気張った演奏に,おかもっちの指導にも力が入ります。^^
そうたくん。子供ですが既にある程度叩けるため,ハイハットや脚捌きをレクチャー。
思うように叩けなくて悔し涙にくれ,おかもっちが大慌てしてなだめるシーンもありましたが(笑),セッションコーナーでは,タイムキープしやすいようおかもっちがハイハットでサポート安定した音とフィルに「末恐ろしい」といった内容の囁きが取り交わされました。^^;
8ビート初心者への課題 (Harrietによる記譜のため間違ってるかも知れません ^^; )
実際には左足は,クローズのときはしっかり踏んで,そうでないときは「足を乗せてるだけ」。あと,楽譜ソフトがまだ使い慣れていなくて上記のようになってますが,実際には最初の8小節を交互に演奏,次は3段目の4小節目だけ4小節,最初の段の4小節と3段目の4小節目×4を交互に,というように,組み合わせを換えてバリエーションをつけながら練習しました。あと,16を混ぜたバスドラムのパターンまで盛り込んだときも。Harrietはメモしてると解説を聞きそびれるし,メモしないと忘れちゃうしで,苦労しました。(録音しておけばいいという話もありますが,岡本さんに了承を取り忘れたので録音機器の持ち込みは控えましたの。^^; )
さて,他の参加者の面々も今回は一見ベーシックな8ビートのリズムに挑みました。以下はレクチャーシーン。
勝也BANDのドラマーの一人でプロ志望のPannyさん。
名古屋クリニック開催はこの方の要望がきっかけなので, おかもっちの指導にも力が入ります。
今回初参加のYuukiさん。若人です。^^; いい音してます。^^ 上手いです。^^
8ビート楽曲の演奏を聞いておかもっちが指摘した点は「プッシュ気味にやる」。演奏技術の高い受講者でも,おかもっち曰く「リズムがのべっとする」ことがあるのだとか。
あくまでHarrietの推測ですが,8ビートの場合,グルーヴを狙ったり,スネアのショットの前にドラッグ(っていうんだっけ? ^^; )を入れたりすると,それにハイハットが引きずられてしまいやすいのではないかと思います。というのは,初心者の方がテンポキープがしっかりしていて,ある程度技術がある人の方がタイムが揺らいで一緒に演奏していていまひとついい気分に慣れないことが案外あるからです。技術先行によってリズムが微妙に狂うためではないかと思います。
ともあれ,おかもっちの解説によると,結果的に前に前に行こうとしないで舟を漕いでる(前に行ったり後ろに戻ったりする)ような感じになり,ドライブ感が得られなくなるとのこと。そうなると,ボーカルも演奏者も気持ちが前に行かない,走るならまだいいけれども,もたつくのはだめ,ということですね。
そのもたつきを防ぐには,ハイハットにプッシュ力を付けるといい,と,おかもっちがデモ演奏,ハイハットでのプッシュの仕方(打ち方)を教えます。
あと,おかもっちによると,8ビートでいちばん叩きにくいのは,70くらいのテンポなのだそうです。速度を変えて叩いてみたりといろいろ。
おかもっちがこだわる左足の空踏みは,テンポ次第で8で踏む場合と4で踏む場合が。既にテンポキープの空踏みができている受講者には,それがハンパにならないようにという助言が飛び出します。受講者一人一人のレベルや得手不得手によって助言内容が変わっていました。
わっきーさんとうらっ酒さん(スペ後のおかもっちの最初のボーヤさん)。
我らがR.Guysのロクさん。Harrietが知る中で最もおかもっちをよく聞いているアマチュアドラマー。
年齢順でレクチャーしたわけではないのですが ^^; 自然とキャリアが長い方々の順番が遅くなりました。結果,そういった方々はこれまでに演奏してきている楽曲数が多い上,前の若手への助言もしっかり(ちゃっかり)生かして演奏に臨むので,おかもっちからも「いいじゃん!」が連発されました。^^
今回の初の試みのハイライトは,課題曲があること。おかもっちの「16ビートの曲も課題曲に」の助言にでHarrietが候補に挙げた曲の中から,Georgy Porgy(TOTO)が, 「いろんなバリエーションで教えられる」ということで急遽採用されました。
この曲はシングルハンドで16ビートのハイハットを演奏しているところがポイントの一つ。次がキックのタイミング。ここでは初心者向きレクチャーの例として,Harrietへの課題をご紹介しましょう。^^
まずはカウント出しから。自分の右腕が耐えうる速度でカウントを出します。おかもっちがそのテンポに合わせてスティックを打ってテンポキープしてくれます。幸せ〜〜〜。^^ ・・・と思ったのも束の間,遅いテンポならバスドラ16分も踏めているいうことで,指導が繋ぎのフィルに移ります。Jeff印の「タカトン」ばかりやってたのが命取り ^^;「ポーカロ命のはりちゃん」用に,2段目最終小節の赤で囲った箇所の追加課題が即出ます(ぎゃああああ!!!!!)。^^;
「こうするとポーカロっぽくなる」とおかもっちがこのパターンを元に,4つめのバスドラの位置でシンバルやハイハットを絡めるパターンをデモ演奏。
が!Harrietは最後のバスドラムがリズムとしては頭に入ってるけど身体が動かないため,ついついタムを叩いてしまったりしてボケボケ。おかもっち曰く「右から入って,あとは変わらない,最後にキックが増えただけ。」その増えただけがどれだけ大変か〜。TT
でも,そういう場合はおかもっちは, そのレベルに持って行く過程に合う練習パターンを提示してくれます。^^ てなわけで,最後のキックのちょうど1拍前に,もうひとつバスドラを入れる課題が課されました。あとは個人練習で補いたいと思っております。はい。TT
さて,そこそこ叩けるメンツに指導対象が変わります。が! Jeffばりの片手ハイハットは難易度も高い! すぐにダメ出し。^^; 同じテンポでもハイハット片手16は難しい,というのは,おかもっちによると,(1) 右に力がかかる (2)右が16だとキックがずれやすい (3) どうも左1つの間に右を4つ入れるというのは,左1つに右2つに比べて動き自体が不自然,だからだそうです。
そこで,練習パターンが提示されます。
1段目は右のアクセントコントロール。Jeffもハイハットのアクセントの練習を教則DVDで指導していますが,おかもっちもほぼ同じバリエーションでパターンを提示します。
しかし!次からは違うのです。^^; 2段目は,そのハイハットのアクセントコントロールができるようになったら,こんなこともやれるよ,という例。譜面だと見づらいですが,右(HH)は「タンタタ・タンタタ」のリズムですが,ゴーストを絡めた左は「タタタンタタタン」,しかも右は頭にアクセントで左は16分4つのかたまりの3つめがオープンリムショットになります。右側はアクセントの位置が左右同じのパターン。このデモ演奏に,ドラマーさんたち全員興奮状態。^^;
3段目は,左側は通常のアクセントを入れたパターンですが,16がシングルハンドでできない場合にゴーストで入れて右は8ビートで叩く,という方法が示されます。
が,なかなかハイハットが安定しない受講生も。そこでおかもっちは,右を「タタタン・タタタン」という難易度の低いパターンと,ゴーストを入れるパターン(3段目右の譜例)を表示。さらに, 「シェイカーをイメージしてハイハットを入れる」という練習方法が紹介されました。^^
さらに,発展練習として, 4段目にあるように,16のGeorgy Porgyのバスドラパターンと,サンバのパターンを交互にやる,という混合パターンが提示されます。
左の端は勝也BANDベースのタケシさん。16ビートがお好きというのがおかもっちからの情報。
おかもっちも汗だく。^^; 最初は遠慮していたドラマーさんたちも,
この頃にはどんどんおかもっちの後ろの回り込んで,妙技に酔いしれます。^^
ロクさんには,「大塚で見たときより上手くなってる!」とお褒めの言葉が。^^
更に,ここまでもある程度叩ける受講生には,クローズドリムショット(サイドスティック)について指導が入ります。クローズドリムショットは通常グリップ側に近い辺りをスネアのフープに当てて鳴らしますが,おかもっちが指摘したのは, リムに当てるスティックの位置。スティックのどこで叩いても同じではなく,いい音がする箇所がひとつ存在していると解説して,実際に叩いて見せます。そしたら,確かに1箇所,やけにいい音がする箇所が。^^; どの角度でどう叩けばクローズドリムショットの鳴りが良くなるのかを目の当たりにした受講生はここでも顔を上気させておかもっちの解説を聞き入っていたのでありました。^^
右端の「くりちゃん」さんは,うらっ酒さんのお友達の凄腕ギタリスト。 ^^;;;
マイナスワンを打ち込みして一人カシオペアをやってると以前伺ったことがあります。^^;
そして,締めは,もちろん!!!おかもっちの演奏。^^v 敢えてウラにハイハットが入るあの箇所にいろんなバリエーションで叩いて,こんなフィルを入れても格好いいのか!とドラマーさんは皆さん大興奮。そして,その演奏にサポートで参加したギター,ベース,そしてキーボードのHarrietも,大変シアワセなひとときを過ごしたのでした。^^
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