ドラムの配置が決定したところで,マイクロフォンの設置開始。レコーディング・エンジニアの方が,それぞれのパーツにマイクを設置していきます。スネア下にも設置して,スネアのスナッピーの音を拾います。
この日のレコーディング・エンジニアは塩澤利安氏(・・・というか,塚山さんのレコーディングでは,塩澤氏がレコーディング・エンジニアを勤めることが多いようです)。撮影の際,「サイトに掲載してもいいですか?」と伺ったところ,「構いませんよ」とご快諾いただきました。^^ このサイトのリニューアルに先立ち,ちょっと検索したところ,この方,日本プロ音楽録音賞とか取ってるすごい方でした。^^;(知らないってコワイですねえ。^^;;; (サインもらえばよかった・・・<おいおい ^^;)
マイクをセットしたあと,エンジニアさんはミキサーのあるお部屋に移動し,それぞれの「音」のチェックをします。おかもっちの場合も,まず「キックくださーい」から始まりまして,次に・・・順番忘れましたが(笑)スネアやタムを叩いていきます。マイクの位置直しとか全くしません(というか,不要)。
ただし,このページでは,まだまだ塩澤氏のマイクのセッティング作業が続きます。その間におかもっちが何をしているかというと・・・(以下に続く)
そう,ドラムセットのセッティングが終わると,おかもっちが各パーツの位置を微調整をします。そして,マイクの設置と並行して,おかもっちはタムのチューニングを開始いたします。チューニングはボーヤさんには任せず,すべておかもっちがやります。
写真は10インチタムのチューニング・シーン。
まず右でラグの上あたりを時計回りにスティックで順番に叩いて確かめながら,左手で裏ヘッドの同じ箇所を指で叩いて音を確認し,下からボルトを締めていきます。(上の写真参照)
その後,左の人差し指で打面の真ん中を軽く押さえてミュートしながら,打面のラグの上辺りを順に叩いて,上下のヘッドの音程を最終確認。(右の写真参照)カッコいい〜!!! (写真をクリックすると大きな画像が見られます)
とにかくめちゃくちゃチューニングが速いです。写真にあるスティックのブレ具合をご覧いただければ,チューニング時にどのくらいの速さで叩いてるか推測できるのではないかと思いますが,これ,1箇所につき,3打くらいしかしないんですよ。
(それにしてもおかもっち,ウデ細い・・・。^^;)
ほんとは,ほんとにウォームアップなのかどうかわからなかったのですが,まあそういうことにしました。(笑)
おかもっちの向こうに見えるのが塩澤氏。どちらも互いを気にすることなく黙々と自分のお仕事。話が前後してますが,ともあれこの後がサウンド・チェックになります。
この頃には(写ってませんが),この日レコーディングされる曲の楽譜が配られ,譜面台にセットされます。ライブのときは譜面台は左側に置きますが,この日のレコーディングでは正面にセットされてました。
ちなみに,特に練習しません。^^; すべて初見演奏です。^^;
なお,ブースの外では,既に他の楽器もスタンバイ。ホーンセクションの音も聴こえてきます。
おかもっちは踵を浮かしてバスドラを打つ「ヒール・アップ奏法」・・・って言うのかな? とにかく!(ごまかす) 踵を上げて演奏します。
この写真を見ると,ドラムは両足とも地面につけずに演奏する楽器だということがわかります。フロアタムを叩く時などは,ドラム・スローン(ドラムの椅子)ごと身体も回して腕とタムとの距離を調整しますが,足の位置までは変わりません。
数回バスドラのペダルを踏んで感触を確かめた後,座ったまま写真右下に写っているヘッドフォンを取って装着します。
左下に写ってるまあるい物体は灰皿。(爆)この日のレコーディングの1曲目が行進曲だったせいか,ちょびっとロールでウォームアップ,あとはタバコを吸いながらサウンドチェックを待つのみです。
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