Peanuts FAQ: 9. テーマパーク・専門店 (4) スヌーピー・アイスショー
原著者: デリック・バング(Derrick Bang)
和訳:PFJW(Peanuts FAQ Japanese Workshop)
9.4) スヌーピー・アイスショーってどんなものですか?
(訳:mugnum45)
(一時更新: 1/06/2006 (Charn))
悲しいことですが,悪いニュースです。
2004 年 1月 28 日のサンタ・ローザ・プレス・デモクラット紙(the Santa Rosa Press Democrat)によると,毎年行われていたピーナッツをテーマとしたクリスマス・アイス・ショーは廃止となりました。
18 年続いたこの催しでは,スヌーピーと仲間たちがサンタ・ローザのアイス・アリーナで最後の休日ショーでスケートをしました。
「ピーナッツ」のマンガ家であるチャールズ・M・シュルツ氏の家族は,何千人ものファンにとって伝統となっていたこのショーを終わらせることに決めた,と公式発表しました。
このショーは決してお金になるものではありませんでしたが,こう決めたのは決して財政上の理由ではありません,と,故シュルツ氏の妻であるジーン・シュルツ(Jean Schulz)氏は述べています。
このショーの製作には大変な努力を要するようになっており,アリーナをアマチュア・スケーターに対して閉鎖し,年間を通じて他のアリーナのイベントに支障が出るようになってきました。もうあきらめる時期なのだと思います,と彼女は述べました。
「哲学的な知識でもって,永遠に続くものなどない,と言うのは本当に簡単なことです。」彼女は続けました。「でも,何かに,あるいは誰かに「さよなら」を告げるのは難しいことです。」
ほんの数年前まで,毎年 37 種類ものパフォーマンスが行われ,40,000 人以上の人々を魅了しました。しかしこの数年は,スケジュールがカットされて 27 種類に減り,2003 年には全期間が売れ切れとなり,27,000人以上の人々を引きつけた,と,アリーナ事業部の部長であるジム・ドゥ(Jim Doe)は述べています。
タメイキ・・・。
このショーは,なんと素晴らしい伝統だったのでしょうか。このカリフォルニア・サンタ・ローザのレッドウッド・エンパイア・アイス・アリーナ(Redwood Empire Ice Arena)は,毎年クリスマスの時期には氷で出来たおとぎの国になったのです。座席の配置もこれまた面白いものでした:リンクに近い前の席はほとんどが屋根なしの席で,他の 2 つの側席は,小さなテーブルのついた席になっていて,ここの席のチケットを買ったお客さんに対しては,無料のケーキやクッキーや,お代わり自由のコーヒー /ホット・アップル・サイダー(訳注:クリスマスの代表的な飲み物)/ホット・チョコレートが出されました。ショーの呼び物はオリンピックのスケートチャンピオン達のソロ演技で,ピーナッツのキャラクターを使った華麗な創作ナンバーをはさみながら,ゆうに 2 時間以上にわたりました。(スケート靴を履いたスヌーピーはちょっとした見物でした。)チャールズ・シュルツ氏が時折ショーがどんな具合かそっとのぞきに来ることで知られていました。(当然ですね,このレッドウッド・エンパイア・アイス・アリーナを造ったのは彼だったのですからね。)
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