学生向けコンテンツ: 論文の準備の仕方

Last Update: 2021-11-05

卒論の中間発表や初めて研究会に出席する学生向け

これまでに当研究会で見てきたハンドアウトを参考に書いてみました。発表の際は,指導教官の先生方のアドバイスにしたがってください。

研究発表

  • (1)発表者の説明に集中できるように,例文やキーワード,最も主張したい部分に絞る。
  • (2)枚数が多い場合は,ステイプラーで角を留める。また,原稿自体にもページ番号をつけるのが望ましい。
  • (3)最後に参考文献をつける。
  • 原稿の作成のしかたは,発表する場によって違う。すべての発表内容をハンドアウトに示す場合もある。PCの発達により,太字・イタリック・下線・網掛け・囲みなどで強調できるようになっているが,臨機応変に使用する。印刷の時に見難くならないように気をつける。

例えば,もし卒論をまとめたあと,その発表をするのであれば,

  • タイトル,日時,所属,氏名
  • 各章と節のタイトル
  • それぞれの節ごとにキーワード,ポイントとなる引用,説明のための例文など
  • 主張点
  • 参考文献

が入る事になります。逆に,口頭で説明すればいい事などはハンドアウトから省きます。場合によっては発表の主張もハンドアウトから抜く事も考えられます。

読書会

  • (1)論文を読みながら,ではなく,ハンドアウトを見ながら発表を聞けばいいようにする。
  • (2)そのためには,以下のことに気を配る。
  • 内容説明に必要な例文はすべて載せる。
  • 重要な語句については,説明を載せる。
  • 必要に応じて,参照する論文のページや行番号を付記する。
  • (3)発表がハンドアウトと同じにならないようにする。発表する一語一句をすべて書いていては,聞き手が発表者の説明に集中できず,ついついハンドアウトを読んでいってしまうことになるからである。大事なポイント以外のところは,口頭で済ませるほうが望ましい。
  • ハンドアウトは簡潔であるほうが望ましい。あまり長くならないように配慮する。

・・・といっても,見やすいハンドアウを作るのは難しいものです。 できるだけたくさんの発表に触れ,ハンドアウトの書き方を勉強していきましょう。

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