Makoto Matsushita 2007

このコーナーでは,松下誠が2007年に出演したライブのレポートを掲載しています。

Last Update: Sep.27,09

Paradigm Shift

Paradigm Shift; Kick Back Cafe, Aug.23,07

Reported by Shokoさん

19年振りのParadigm Shift♪ 行ってきました〜♪
ご報告が遅くなったのは、感動のあまり消化に時間がかかったのと、翌日から連日忙しかったのと、夏バテで1日寝ていたのと・・・(言い訳ばかり^_^;)

楽曲については、ここで語っても仕方ないとも思いますが、演奏したのは主に1,2枚目から。

ハリさんが購入した3012 からは"Phobia"だけでした。でも、新曲も披露してくれて、新譜の完成が一層待ち遠しくなりました。
ゲストの石黒彰さん(Kb.)がレコーディングを依頼されたそうで、少し先行きが明るくなってきたかしら?

ライブが始まる前に宮崎さんとお話しできましたよ。「どんな風に崩壊するか、楽しみにしてて」などと言ってましたが、崩壊なんてとんでもなく、昔と変わらず完成度の高いライブでした。さすが、音の職人です。
トミヤンと話せなかったのが残念ですが、それは次回の楽しみにします。なんと、年内にもう一度、ライブがありそうです!!

ところで、今回のライブ、誠さんのいつもの赤いストラトは使われませんでした。使用したのは先日の金吾さんライブで使用した黒いストラトと、もう1本は紫色(ナス紺のように見えたけど照明のせい?)のギター。
帰りの電車が気になって、終了後に挨拶もせずにさっさと帰ってしまったので、確認できませんでした。今まで見たことがないタイプなので、新たに購入したものかも。

Harrietから一言付け加え♪

機材機材機材機材と言ってる割に,実は機材について殆ど知らない私。^^; いや,ほんと,ギタリストのブレインが欲しいんですが,いかがですか,○○さん? ^^
ええっと(仕切り直し),このParadigm Shiftというバンドは,なんといっても目玉は宮崎まさひろのドラムですよ・・・って書いたらおいおい,と言われそうなので補足しますが,私が唯一持っている3012は打ち込みを多用しているのですが,最後の方に宮崎さんが叩いている曲が入ってまして,これのクオリティが凄いのです。3012が出た頃はやはりデジタル・シンセの最盛期で,DX7の音が効いている訳ですが,今はもう音源自体がかわってますし,ライブでは当然打ち込みのリズムが鳴ったとしても,ナマのドラムも入ってくるでしょうから,ライブも是非体験したい! そして,やっぱり,新譜への期待がとってもとっても高まりますよね。^^

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Paradigm Shift; 新東京会館シダー, Dec.13,07

Reported by Shokoさん

阿佐ヶ谷ジャズストリートの企画ライブということで、普段のライブとは会場も客層も異なる、緊張感あふれるライブでした。
会場はサロン風で、じゅうたん敷きの床にソファ。Paradigmじゃなかったら、寝てしまいそうな雰囲気です。お客さんにはParadigmファンの他に、阿佐ヶ谷ジャズ関係者の方々も。その方々がロマンスグレーの風格、高級感(?)を醸し出しているものだから、なんだか新人バンドがオーディションでも受けているみたいで、最初はかなり違和感がありました。曲が始まってしまえば、しっかりParadigmの世界に入り込めるんですけどね。
MCでも「これから聴きにくい曲をやります」とか「あまり馴染みがない音楽だと思いますが」とか、かなり気を遣っていたようで、いつもの倍くらい疲れたんじゃないかな。

この日は鈴木明夫さんがゲストで、Paradigmの音に管楽器が加わりました。すっごくカッコよかった〜!
Paradigmの曲って、もともと管を加えやすいというか、管の代わりを何かでカバーしているような作りになっているみたいで、ものすごく自然に耳に入ってくるんです。

前作3012 からは"Phobia"ぐらいしか演らなかったけれど、新作(春頃にはリリースされるかも)を大いに期待させてくれる新曲や、企画モノならではのセッション(名曲“枯葉”をParadigm風に!)もあったりして、それは楽しい2時間でした。
ん〜〜〜。次のライブはいつになるのかな〜。また1年以上我慢しなくちゃならないのかな〜。
とにかく新作を出してくれないことには…(-_-;)

Harrietから一言付け加え〜

3012は,Paradigm Shiftのサイトで販売しています。プログレといってもプログレほど幅広い解釈が可能な音楽はないのでかなり解説が難しいですが,テーマ性と独特の雰囲気を持っていて,一旦ハマると抜けられないというのが大変よくわかります。(笑)
ほんと,新譜が出るといいですよね。^^

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Future Days

Future Days; Kick Back Cafe, Nov.9,07

Reported by Shokoさん

行ってきました〜。なんか、凄いモノを観てしまった気が・・・。 ファンクラブ優先席だったので、誠さんも広規さんも青純さんも、目の前に見えました(^^♪

ハリさん、誠さんのギターのネックに何か付いてるって気にしていましたよね。
確かに・・・レゴブロックのようなものが。レゴのポッチの間に弦が挟まるような形。
ネックの部分で弦を少し浮かせているような感じなんだけど、アレはいったい何なんでしょうね。

で、ギターはFenderじゃなかったみたい。一見黒に見えるんだけど、向きによっては深い青緑にも見えるし。
あ、ステージ衣装はAB'Sの時と同じお花模様でした(ミーハーですみません^^;)

肝心のライブはですね、これはもう期待通り、というか期待以上のものでしたよ。
限定盤の曲と、Sons & Daughters時代の2曲 "Good times, Bad times", "Genelec"、さらに制作中のアルバムから数曲。
プログレあり、ブルースあり、バラードあり、ロックあり・・・と盛り沢山。
珍しく日本語の曲が2曲。これが誠さんの作詞かどうかは不明です。

で、MCではサプライズがっ!!
なんと、誠さんがおじいちゃんになりました〜〜! そう、お孫ちゃんが誕生したのです。
それから話が発展して、誠さんのお嬢さんたちがまだ小さい頃、誠さんがクリスマス・ソングを作って歌わせたという話になったんだけど、それがとってもいい曲なんだとか。
広規さんが「またやろうよ」と誘ってました。「ボクが先にソロ・アルバムに入れてもいい?」とか。
そんなにいい曲なの? うぅっ・・・聴いてみたい・・・。

帰宅してまだ興奮冷めやらずで、なんか支離滅裂になってますが(毎度のことですね〜^^;)、また思い出したら書きますね。
次はいよいよParadigm Shift。今度のライブは企画ものなので、いつもとは違うParadigmサウンドが楽しめそうです。

そして金吾さん、NEBULAで年が暮れていきます。素晴らしい・・・^m^♪

Harrietから一言〜
Shokoさんに戻ります

この限定盤で、私の一番のお気に入りは"Future Days"です。ナマで聴いても素晴らしくきれいでしたよ。

6月のライブでは"Play Like A Child"が一番ウケがよかったと、曲紹介で誠さんが言ってました。

それから、曲が終わったところで(何の曲かは忘れてしまいました) 客席にいた赤ちゃんがグズり出して、その声に驚いた誠さんの「ゴメンね〜。驚いちゃったんだね〜」という言葉に、広規さんが「今のは眠い時の泣き方だね。眠れる曲もあるんだけどね」と自虐ネタでフォロー。そこでNEBULAをアピールするかと思いきや、それには一言も触れずにお孫ちゃん話にいく辺り、商売気がないというか純粋に自分達の音楽を楽しんでいる姿が見えて、好感度アップですね。

ニュー・アルバムは11月に発売予定でしたが、なかなか納得のいく仕上がりにならないようで、年内の発売見込みはないようです。 広規さんは「来年中に出せるかな」などと悠長なことを言ってましたが、次回未定のライブについて「なるべく早くやります!」とも言ってましたので、そのライブには間に合わせてくれるかな〜?

徳永さんのツアーも半分を消化する頃で、誠さんはかなりお疲れの様子。2部に登場したと思ったら、ギターを抱えてから譜面を忘れたことに気付き、楽屋に取りに戻るアクシデントもありました。
このライブの翌日は、朝から秋田に移動だったようで、本当に寝る時間もない感じ。う〜〜む、大丈夫かな・・・(ーー;)

Harrietから一言付け加え

少々上述しましたが,このFuture DaysのCDは,はっきり言ってすごいです。ホントに真っ白なCD-Rにサインが入っただけのとってもシンプルなものなんですが(笑),プレイヤーから音が流れた途端に世界が変わります。なんというか,ライブの状況がCDを聴くだけで浮かんでくるんですよ。これはプログレ・ファンにはウケるでしょうね。しかも,なんか,前衛的過ぎないというのもいいですね。曲がよくこなれているのです。イチオシですっ! サイトのお写真も見応えたっぷりですので,是非ご訪問ください。リンク先からリンクしてます。^^

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Nebula

Nebula; Kick Back Cafe, Dec.29,07

Reported by Shokoさん

行ってまいりましたよ。今年のライブ納め、NEBULA。

NEBULA2回目のライブは、ゲストにFuture Daysでもご一緒の藤井MA*TOさんを迎えました。年末ということもあり(?)、お客さんは30人ぐらい。「ヒット曲出さないとな〜」とは広規さんのお言葉ですが、それは相当難しいと思いま〜す(ーー;)
アンビエント・ミュージックじゃね。

で、今日のライブは1部で映像を流しました。ナショナル・ジオグラフィックの番組を編集したもののようです。
演奏はというと、広規さんがしょっぱなから予定とは違う音(打ち込み)を出してしまい、出たからには止めるわけにもいかず、誠さんは「えぇっ、それ演るの?」という顔で弾き始める始末。そのパターンが何度となく続く、ドキドキもののスリル溢れるライブでございました。誠さんがギターを弾きながら、何度となく「イヤイヤ! 違う違う!」と首を振る姿はとっても面白かったです(~_~;) ちなみに今日は黒のストラトでした。
この分だと、多分曲順とバックの映像にかなりズレがあったと思われますが、それを不自然に感じさせないところがお二人の凄いところです。

1部はそんな調子で、広規さんのMCもしどろもどろ状態。そしてインプロヴィゼーション・セッションですから時間の感覚もなく、誠さんが時計を見て「あっ、もうこんな時間!」ということで休憩へ^_^;

2部は映像なし。前回は1時間ノンストップでしたが、今回は広規さんのMCを挟んで5曲ほど。

2部でも出ました、予定外。誠さんはアンプの調子が悪いらしく、1曲目はほとんど客席に背を向けて、アンプとにらめっこ状態でした。優しいお客さんばかりで良かったね(^^ゞ
MCでは、広規さんとネルソン・スーパープロジェクトでご一緒の佐橋さんご結婚の話も。「松たか子には1回も会ったことがない。大体、一度別れたんじゃないのか?」とぼやいておりました。今朝のニュースで知って驚いたそうです。

2部では今回のテーマ(?)でもある「除夜のカネビュラ」の通り、除夜の鐘を取り込んでの曲も。本当に108回だったのか数え損ねましたが、面白い試みですね〜。おかげで一足お先に年越し気分。でも、誠さん曰く「コードに合ってないし、音が濁っちゃった」……確かに^_^;
『Future Days』のNEBULA版というのもありました。「いかにも誠さん!」という美し〜い曲も。

そしてまた時間を忘れ、2部とアンコールを続けて演ってしまいました。終了は10時半。前回より1時間もオーバーです。

でも本当に、時間を忘れるライブです。許されるなら、いつまでも聴いていたい。そもそもの始まりは誠さんちでのセッションで、最長3日間だそうですが、それに付き合えそうな感覚になります(絶対ムリだけど)。

次回ライブは4月頃になりそうだとか。「ミクシィとかで時々覗いてください。決まったら告知します」と広規さん。ということなので、ミクシィ会員の皆様、お楽しみに。

12月に3回のライブ。夫にブツブツ言われないための懐柔工作(目の前で大掃除するとか)に疲れましたが、誠さんのライブで1年を締めくくれるなんて幸せ〜(^.^)

そうそう、アバウト。アバウトに決めておいて、後はその時の雰囲気で、という感じ。
だから演奏中に、お互いに「おっ、そうきたか」というようなアドリブの応酬があったりして。
インプロヴィゼーション・セッションって、元来そういうものですからね〜。
それだけに観ている方も予想がつかなくて、その分楽しみも多かったりするわけですね(^.^)

さっきレコ大の番組を観ていたら、特別賞の徳永さんが『時代』『Love Love Love』を歌っているバックに、誠さんが映っていました。
これが仕事納めだったのかしら? 2日続けて誠さんの生演奏が聴けてラッキーでした(^^♪

Harrietから一言付け加え〜♪

アンビエント・ミュージック・・・というのは,要するに「環境音楽」というやつです・・・といっても,この日本語自体がわかりにくいですね。具体的にどんな感じなのか知りたければ,NEBULAのライブに行くべし!というところでしょか。^^
いろいろ実験的かつ即興的な雰囲気が伝わるライブ・レポートですが,まだまだ試行錯誤っぽいところも見られて,これ,このライブの進化状況を見ること自体がこれまた「環境音楽」のひとつの演出みたいな感じに楽しむ,という方法もありそうですね。^^

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