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米川 英之
米川英之 TOUR 2009 Re:Birth; Heartland Studio, Jun.18,09
Reported by Harriet
な。。。なんとか行って参りました!
行きは胃痛,帰りは頭痛(<これは会場のタバコのせい)に心の中で泣き言言いつつ・・・。TT
さて,Bluffにまだ行っていないHarrietは米川ライブは初体験。C-C-Bの元ギタリスト,ということなんですが,C-C-Bですら,多分Harrietよりも下の世代が夢中になったバンドで,私には殆ど馴染みがありません。
だから,MySpaceで少し聴いた程度であとなんもしらないマッサラ状態。^^;
今回のツアーはトリオだったわけですが,オリジナルを知らないので,どこのアレンジが元と変わっているのか,当然全くからっきしわかりません〜。^^;
ただ,この曲のここに薄い音のストリングスが欲しいかな,とか,このギターソロのバックがベースとドラムだけってのは,歌のところにカッティングが入ってただけにちょっと物足りないかな?とかいうのは時折感じました。東京と比べると地方のライブはどうしてもメンバーが・・・ってのは,ま,地方在住者は慣れてるからいいです。はい。TT
このメンバーですので,個人個人がかなりハイテクなことをやってまして,おかもっちのハイテクはソロの箇所の煽りは相当でしたが(んでもって,そういう箇所が多かった),煽り箇所ではないシブいフィルは更に聴き応え十分。一発だけ入れるフィルを一瞬どのタムにしようかな?なんて選んでたりする余裕や,逆に米川ギターを聴きながら神経を研ぎ澄ませて瞬時にどのクラッシュ(もしくはスウィッシュ)を叩くか決める鋭さなど,Harriet的にはまだまだ研究し足りない要素がいっぱい。
で,弾き倒しな激しいサウンドになっても,トータルではしっかり引き締まったサウンドに仕上がってました。
で,ソロ絡み系についてですが,米川さんは完全にハイテク弾き倒し系。トリオだと他に絡む楽器がありませんので,昨年7月のA.O.Session並に激しかったです(半分は歌モノなのに)。^^; タムを1拍分だけ6連で入れたり(<こういうワザがおかもっちは巧い),シンバルで絡んだり,逆にシンプルなフィルでめりはりをつけたり,おかもっちのいろんな引き出しを楽しめます。^^
インストの曲は,おかもっちのタメとスライムがついてるんじゃないかと思うよーな(爆)ねばったスネアの音が非常によかったです。おかもっちのブルースって,Harrietは近藤房之助のCDで初めて聴いたんですけど,その頃より今のほうが断然いいですよね。 あ,あと,7/8みたいなリフが入った曲もありましたよ。変拍子もおかもっちは得意ですね。すっごくキマっておりました。^^
米川さんのアコギによるソロが途中で入って,その間がリズム・セクションの休憩タイム。(ちなみに米川さんは休憩ナシ。。。^^; )ボサノバリズムっぽい(スパニッシュと米川さんはおっしゃってましたが)インストの曲はかなり技巧派な曲でしたが,このあたりもなかなかよい曲でした。 ^^ ただ,このあたりのアコギの曲,カホンか何かで絡んでも面白いだろうな・・・と思いましたです。はい。
その後リズムセクションが戻って,そろそろシャッフルの曲が欲しいかな・・・と思ったところで,本当にシャッフルが出ました。^^v で,この頃はかなりボルテージが上がってたわけですが,おかもっち,面白かったですよ。シャッフルだから当然フツーにソロを取ると1拍3連が入れやすいわけですが,それを敢えて4連で入れたり・・・Planetのピアノソロの最後もそうでしたが,あれは山田さんが4連で入れてるのであって,今回はおかもっちが完全に狙ってはずしてました・・・でも,次に絡む時は3連にして,とにかく単調にならないように意識的に変化のあるフィルを入れてました。
なお,リズムセクションファンサービスに,ちゃんとベースとドラムの掛け合い箇所もご用意されてました。不敵な笑み(?)を浮かべて投げかける斉藤TAKのソロと,それに「このやろ!」という表情で呼応するおかもっちのフレーズは,最初の方は結構あわせてましたが,TAKさんが速いフレーズでけしかけるのを最後の方はちょっとスペースを空け気味にして,微妙にすかしてました。うんうん,掛け合いが全部相手のフレーズに合わせるってのもくどいので,後半は個性を出した感じにしたほうが面白いですよね。^^
あ,そうそう,アンコールの最初の曲では,Dead or Aliveでお馴染みの32のハイハットも出てましたよ。^^ ちゃんと小技でも魅せてくれます。^^
てなわけで,「動」のおかもっちのドラムをしっかり堪能できるライブですので,ご都合のよい方は是非是非。^^
ところで,今回,米川英之のアーティストとしての実力を見て,なかなか面白かったんですが,はりちゃん的には是非,ツインギターの米川さんを見たいですね。なんというんでしょか,ちょっとサボれる状態のときにどんなプレイをするのか(どうフレーズを取っていくのか)見てみたいです。^^
あと,シロウトなのでこのあたり,ちょっと知りたいんですが,「斉藤貴之はベースの音がでかい」と言われているらしくて,実際でかかったんですが(爆),ベースの音ってアンプの音量で調節できる類のものではないのでしょか?
例えば,AB'Sのライブのときに,ベースがでかいって思ったことはないんですけど,かといって小さいと思ったこともないんですよね。
で,AB'Sのセッションのとき,ムラさんのベースは音がでかくて,Harrietは酔いそうになったんですが(爆),これってアンプのせいではなくて,「ムラさんの音」にヒミツがあったのでしょか?
プレイヤーさんごとのベースの音の違いについても,少し研究してみたいなーと思いましたです。^^
Harrietから一言
Heartland Studioは20年ぶり。あれ?こんなにステージ狭かったっけ?とちょっとびっくりしました。考えてみれば,この20年の間にBottom Lineができ,クアトロができ,雲竜ホールはダイアモンドホールになり,Zipp Nagoyaなんてのもでき・・・。もっとも,ひっくり返せば,それまでいかにナゴヤはライブハウスがなかったか,ということになるわけですが・・・。^^;
小さいといっても,Heartland Studioはプロが使うライブハウスとしてちゃんとそれなりの地位を誇るハコ。E.L.L.みたいなもんです(って,これ,ナゴヤの人にしかわかんないかなー。^^; )かつて渡辺直樹もソロライブをここでやってます。^^v
かなり脱線しましたが,ともあれステージが狭いので,おかもっちはラックシステムを使わず。セッティングも真ん中ではなく左寄りに斜めになってました。まあこれはトリオ編成だったから,というのもあるのでしょう。
さて,この日は3月のデビュー25周年記念ライブの模様のダイジェスト映像(著作権等に差し障りのないもの)が無料で配布されました。太っ腹です。^^ Harrietはこれもお目当てだったわけですが,思ったとおり,米川さんの後ろで叩くおかもっちもばっちし映っておりました。^^v こういうサービスはファンにとっては実に嬉しいですよね。^^ あ,誰のファンなんだよっていうツッコミ禁止。^^;
長渕 剛
長渕 剛 ARENA TOUR 2009 Friends; Nihon Gaishi Hall, Nagoya, Sep.22,09
Reported by Harriet
はいはいはいはい。行って参りましたよ,長渕剛アリーナツアー名古屋初日!
会場はライブ前から剛コールと拳の突き上げで大湧き。相変わらず凄いですねえ。で,ウエーブもありました。で,ガイシホール(旧レインボー)は1350台くらい(だっけ?)停められる駐車場があるんですが,そこに「20台くらいまだ車を停めてるところなので,今しばらくお待ちください。」というアナウンスが 2度あったんですが,その際あった「素晴らしいウエーブ,ありがとうございます。」のアナウンスが大ウケ。^^; まあ,15分くらい開演が遅れるなんてのはどのコンサートでもよくありますが,きちんと状況説明があるというのは,非常にお客さん思いな印象。
で,開演。ものすごい歓声。長渕ライブでウエーブは,この名古屋のが初めてだったのだそうなんですが,サザンでもミスチルでもあったので,これってまさかお土地柄??? ^^;
今回のHarrietの座席はスタンド席。。。といってもですね,さすがサンデーフォーク会員席,8月のミスチルのときとほぼ同じ・・・つまり,ステージが左斜め下にある状態で,スクリーンなしで全ミュージシャンの皆様が見られる位置。^^v 3階席みたいな席だったんですが,いちばん前だったので足元も広くて,なんかラッキー♪ ただ,これがクセモノで,ステージでおかもっちを見てて,ふと気づくとスクリーンに長渕の後にでかく映ってるのを見逃しそうになったり・・・,あ,これの何がクセモノなんだって感じですよね。うふふふふ。^^
でも,そのスクリーンに映るおかもっちの表情に笑みは殆どありません。フロントの方々(角田さん,坪井さん,昼田さん),コーラス陣,あと,結構前に出て演奏していた川嶋さんは,それなりに笑みがこぼれているわけですが,なんせ長渕剛,客の反応で指示を変えますからね。客が歌う声の様子で,演奏をストップさせるときは,多分「Sing More!」という掛け声か,腕の動きが合図,それを終えてバックの演奏を戻す時も些細な手首の動きが指示になってます。さすがにエンディング(曲の終わりのキメ)はアクションが大きいですが,毎回多少タイミングが違うようで,しかも,結構急に動くんですよね。(笑)何回「ジャン!」を入れて終わるかの回数を後ろを向いて指で教えたのは多分1回・・・。^^; ほんっとに長渕ライブのドラムは大変です。TT
さて,そんな具合でとにかくドラムにお目目釘付けのHarriet・・・。^^; で,今回,Harrietは,初めてナマでおかもっちの「同期モノ」とのプレイを見ました。新譜に打ち込みが入ってた上,YAMAHAのブログを見たときにおかもっちの左側にミキサーみたいなのがおいてあったので,ひょっとしたら,とは思ってたのですが,予測どおりです。もちろん,リズムの打ち込みがあるからといって,おかもっちが終始何もしないわけじゃなくって,これに更に絡むわけです。で,その打ち込みとナマのおかもっちのドラムとの対比がひとつの大きな演出になってるわけですね(<あくまでHarriet的には,ですけど ^^; )。
ところで,今回のライブでHarrietが楽しみにしてたのは,パーカッションがバリバリの曲。一昨年,パーカッションばりばりの曲で,おかもっちがティンパレスを叩いてたからです。でも,今回はちょっと感じが違うので,ひょっとして,リムをパーカッションみたいに叩くのが見られるのでは・・・と期待してたんですが,アコギ・オンリーにリアレンジされてました。パーカッションの代わりは観客のクラップ,みたいになってて,これはこれでかなり面白かったです。
もう1曲,ブラシを使った曲も楽しみにしてたんですが,予想通り見応え(聴き応え)ありましたね。^^ もちろんおかもっち,派手なプレイなんてしません。NEWのDream on Dreamerもブラシでしたが,今回は,途中でスティックに持ち替えて,またブラシに持ち替えて,んでもってまたスティックに,と,なんだか忙しい・・・。^^; あの忙しさは,同じくNEWのAlways以来です。^^;
で,ブラシでヘッドを叩くとパシャパシャという音がしますけど(<表現がおかしい・・・でも適当な表現が思いつかない・・・ ^^; ),叩き方,叩くタム,叩くフレーズ,どれもこれもが,ブラシがゆえに音は小さいですが,やっぱ,おかもっちなんですねえ。^^ んでもって,そのあとスティックに持ち替えた時のダイナミクスがすごいんですよ。だから,再びブラシに戻る時とのコントラストがこれまたすごく効いてるんです。
今日Harrietは出かける前に3回新譜を聞いていったんですが,ナマのドラムの音は,日本ガイシホールであっても(<音があんましよくない)やっぱ,いいです。^^ おかもっちのリム音の効いたバシッ!!!っというスネアの音と,ドスっと芯が太くて,だけどよけいな倍音みたいなのが殆どないあのバスドラをナマで聴くと,ああ,ライブに来てよかったなあ,とつくづく思ってしまいます。おかもっちはよく音がでかいといわれますけど,でかいというよりは,「音が強い」という表現の方がハマってると思うんですよね。腕のしなりが完全に音に伝わりきってるのでしょう。だからこそ抜けもいいのではないかと思います。
加えて,やっぱりシンバルワークですよね。なんか,トライアングルのようなきれいなライド(<もちろん曲によって音色は変わりますが,こんな音色を出せるのはおかもっちだけ),細かく均等にきれいに刻まれたハイハット,ここぞという時の激しいスウィッシュ,激しいながらやや細めで波紋が素早くきれいに広がるクラッシュ,こうした音が,他の楽器の合間を縫って,だけどしっかりきっちりとHarrietのところに届くわけです。^^ いやあ,もう至福の時といっても過言ではありません。おかもっちには少しでも音の良いハコ・ホールで常に叩いて欲しいものです。
ところで,今回の長渕の新譜は,結構メローな曲が多いです。鍛え上げた身体を見ると体育会系なイメージを持ちがちですが,新譜のしっとり系,なかなか名曲揃いです。
で,そういう曲には結構キーボードがフィーチャーされてるわけですが,シンセ・ストリングスが流れた途端,「久々に上手いキーボードをステージで聴いた!」と思っちゃいましたね。(山田さん以来か?)
いえ,全然速弾きでもなんでもないフツーのフレーズなんですが,多分,音色(サスティンのかけ具合とかアタックとか・・・よくわかんないけど ^^; )とリズムに,フレーズというか指をおろすタイミングがぴったりはまってるんですよね。
さすがエルトン永田,第一線のスタジオミュージシャンは,やっぱ,違うわ。^^;
それにしても相変わらず長渕剛は喉が強い・・・。^^; 今回結構喋りが多くて(<これも曲の前振りにちゃんと繋がってた),しゃべってる声はちょっとかすれ気味な感じなのに,歌うときは最後のほうの曲でもBくらいまで簡単に声が出て,殆ど声が落ちません。客の方が途中から疲れてて(笑),まあ立ちっぱなしで3時間なんてのはフツーの生活してたら滅多にないことですので,そのあたりは大目に見て欲しいわけですが(笑),それでも声を出させるための選曲がちゃんと出来ていて,とにかくよく練りこまれたライブでした。相当頭の中でライブの流れと客の反応をシミュレーションしてるんだろうな・・・と思います。その意味では,長渕剛は素晴らしいエンターティナーでもありますよね。隣にいるHarrietの友も大声で歌ってうるさいうるさい・・・。^^;
てなわけで,近いうちにもう少しマトモなレポを書きたいと思います・・・。^^;
Harrietから一言
えっと,マトモなレポは,このツアーのDVDが出たら,もう少し楽曲や各演奏者との絡みの中でのおかもっちの役割を見て書きたいと思ってます。そちらの方は,おかもっちコンテンツのライブレポのコーナーにUP予定です。^^;
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