HMC 5th Anniversary Special: Okamocchi Drum Clinic (1)

Last Updated: Apr.01,2011; Open: Mar.17,06
Harrietのおかもっちドラムクリニック体験レポート:第1回目(Feb.26,2011)

おことわり:本来ドラムの譜面はヘ音記号と拍子記号が最初に来ますが,Harrietが使用しているソフトでは,パーカッション(ドラム含む)譜面にするとそれがなぜか表示されません。^^; 今のところすべて4/4,ヘ音記号が最初にあるということにしてご覧いただければ幸いです。なお,音についても,実際の練習テンポと違っています。その点予めご承知おきください。

本編:おかもっちドラムクリニック体験レポ (1) Feb.26,2011

Introduction

て,おかもっちのドラム教室は,フリスピ学園がYouTubeにUPしてくれたドラム編のビギナーズ編の方で垣間見ることができます。また,フリスピ学園で隔週日曜日に行われている学校説明会でも,各講師がプチレッスンのデモンストレーションがあり,Harrietはそれにも過去2回ほど潜っております。^^; てなわけで,ただ見るだけ〜〜であれば,初回の範囲だけなら習う内容はだいたい把握しております・・・はずでした。^^;

ところが!!! 最初に習ったのが,あーた(=あなた),スティックを利用したウォーミングアップ法ですよっ!!! 飛び込みの仕事もありベストコンディションを常時維持することを要求されるセッションプレイヤー,さすがに身体のメンテが習慣づいてます。そういえばこのストレッチ,どこかで見てますね。ドラムセットの撮影の時かしら?それともライブで演奏を始める前の時間??? ひょっとすると皆様も,オープニングアクトがいるときのドラマー交替時(ライブの前)で見られるかもしれません。演奏が始まる前もおかもっちを凝視しましょう! ってな宣伝(?)はおいておいて,とにかく,両手でスティックを持ってくるっと腕を回して伸ばす腕のストレッチとスティックを振るウォームアップで,まずは腱鞘炎対策。既にこの時点で目から鱗でございます。^^;

Stick Control

ォームアップを終えると,いよいよ基本中の基本,スティックコントロールです。Harrietは上述のように,シングルストロークがまだあんまし出来ません。3,4,5の指でスティックの動きをコントロールするというのはうちのドラマーにも習ったんですが,特に左がうまくできないんですよね。家でやってて左がすっぽ抜けてスティックを飛ばしたこともあります。(<場所を選ばないと危なくて練習できない。^^; )そんなHarrietにおかもっちはどう対応するでしょう。

まずはスティックの持ち方解説から。基本を教わった後,トタトタと自分の脚やら床やらを打って,その動きと音をおかもっちがチェック。おかもっちの場合,うまくなるまでやらせるのではなく,家での練習の仕方や工夫も併せて教えちゃって,ある程度のところで切り上げます。で,ぐいぐい進みます。次はダブルストローク,そして,パラディドル。^^; あ,パラディドルって何?ってかたには,後日Drum FAQに解説を掲載しますね。^^; (現時点では,About: History (2)を開くと,表の右のいちばん上にあります(ルーディメントとして解説)。)

ところで,パラディドルなどが絡んだ練習パターン集をルーディメントと言います。これ,かなりの練習パターンがあって,なんか,これ,ずれてるだけで結局殆ど同じって気もしないでもないんだけど,全部別個にやるのぉ???って思ってたら・・・。

おかもっちが教えるパラディドル絡みの基本パターンはなんと2種類のみ! あとはそれの応用で全部いけちゃうのだそうです。そして,そのパターンを実際に使ってドラムを叩いて見せてくれたのですが,あの,カッコ良すぎてパターン見てるのが勿体無い・・・あれ???何しにクリニックに来てるのはりちゃん? ^^;

この練習方法ですが,左と右とで違う音がするもので叩くとわかりやすい・・・ということで,おかもっち,左右を見回してギタースタンドを引き寄せると見本。この機転があのアドリブなんだろうなあと惚れ惚れしながら例を見ます。^^

Harrietはピアノ弾きなので,「右」「左」とか言われても一切動けませんが,「ドソドソ・ドドソソ・ドソドド・ソドソソ」(なんてパターンはこの日はやってませんが)みたいに音符化して,低い音を左,高い音を右で叩く,というふうに割り振ればなんとかなりますが,いちいちドとソに翻訳してるとそれに気を取られてスティックの動きがおかしくなってわけがわからなくなります。^^; まあでも,左と右で違う音がするところを叩くってだけでもなんか楽しいです。^^ んでもって,おかもっちの見本が,当たり前ながら実に素晴らしい。身近で聞けて見られるというのは,ドラムファンとして,おかもっちファンとして,実にシアワセ。^^ これでちゃんと叩けたらもっとシアワセだったことでしょう。TT

ともあれ,「ドソドソ」と翻訳しながらやっててもRLRR・LRLLなどのパターンはできているということで,これまたOK。あとは自分でやりましょう,という感じです。^^

ドラムを歌う,ドラムを歌わせる

かもっちがレッスンで終始強調するのが,「歌う」ということ。ドンパンドドパン(<実際にはこの数千倍はカッチョいい・録音しておいて着メロに使いたい ^^;)と実際に口でフレーズを歌えないといいフィルは叩けない,というのがおかもっちの持論です。

例えばドラムの場合,歌えなくてもタムを速く叩き回したりするということができなくもないわけですが,それではいいフィルにならない,ということですね。確かに,その場しのぎでピアノソロをでたらめに弾こうと思えば,それこそ指の動きに任せたまま速弾きすることはできますが,ロクなソロにならないことは,Harrietはセッションで実体験済みです。TT 思いついたフレーズを,即,弾きこなせる,というのがアドリブソロでは求められるわけで,そのためには,いいソロをいっぱいコピーして実際に弾いて引き出しを作っておくのが肝要,多分ドラムもそういうことなのだろうと。

ところがですね,このおかもっちの持論に対するHarrietの解釈,今回その「歌う」フレーズ等を直接何度も聞きながら説明を受けるうちに,微妙に違ってたような気がしてきました。

多分,ちゃんと歌える・・・だけではなくて,高低とリズムと強弱の組み合わせがしっかりメロディーになってなければならない,すなわち,フィル「が」歌っていないといけない,というところにまで及ぶのではないかと。しかも複数パーツが立体的に飛び出すドラムの場合,その順列組み合わせが豊かであれば,コーラスグループのようなハーモニーすら際限なく作り出せることになります。おかもっちの場合,そういった途轍もなくバリエーションに富んだメロディーなりハーモニーなりを,あのグルーヴでもって更に歌わせることができちゃうのでしょう。今まで,なんでおかもっちのフィルってこんなにカッチョよくてセンスがいいんだろう,と思ってましたが,その答えが多分これなんですよね・・・って,本当にこの解釈であってるかなあ? ^^;

で,その歌うドラムに必須なのがこのパラディドルというわけです。なお,このパラディドルの練習中にも欠かさない,大切なものがもうひとつ,それが左足の動きです!

左足

う,もうひとつのおかもっちレッスンの特徴は最初から左足を入れて教えちゃうこと。フリスピYouTubeレッスン映像でも,左足を「ドラマーの命」と表現しています。

この左足については,実はHarrietも長く気になっていました。というのは,大学時代,軽音楽部で上手いドラマーは全員左脚でテンポを取ってたからです。それで,ある日後輩に聞いてみたところ,「叩いてるうちにいつの間にか動くようになった」という答えが返ってきました。だから,自分もやってるうちにそうなるだろう,上手くなれば自然に動くようになるんだろう,と思ってたんですよね。

ところがですね,おかもっちはこれを最初に教えちゃうんですね。これはですね,左足を入れずに両手とバスドラのみであれば,初心者でもそれなりに叩けるわけですが(入門期は無理だと思いますが,と何気に自分をフォロー ^^; ),ちゃんと動かす練習を積まないと,ある程度叩けるようになって自然に左足でテンポキープできるようになっても,難しいフィルになると左足が止まってしまい,フィルにハイハットを混ぜ込んだりフィル中タイムをキープしたりすることができなくなるのだそうです。確かに,上述の後輩が叩いてるオリジナル曲のテープを聞いたとき,フィルになるとハイハットが急になくなって妙に寂しいというか違和感を覚えたことがあります。おかもっちの場合,例えばWalking in the Rainのドラムソロもそうですが,フィルに入ると自然にフットペダルでハットの音を入れますよね。結果として,ハットの音が途切れないため,楽曲の音域バランス上高音域がフィルになると薄くなる,ということがないわけです。

ちなみに,Jeff Porcaroは,この「空踏み」がないことで知られているドラマーの一人でもあります。でもこれは,動かす技術があって,その上で動かしてないだけだということは,あのハイハットワーク,あの足捌きですぐにわかります。それではどうしてジェフは空踏みをしないのか? あくまでHarrietの推測ですが,ジェフはドラムを叩き始めた頃,バスドラに足が届かなくてつま先だけで操作していたため,スライド奏法ができるようになったわけですが,ということは当然,ハイハットペダルもつま先しか届いてなかったはずで,つま先をつけたまま脚自体を上下に動かす以外にやりようがなかった時期にドラムを始めた,というのと,叩く時ドラムスローンがかなり低くしてある,ということ等が関わっているのではないかと思います(がわかりません〜。^^; )

練習パターン

て,いよいよはりちゃんもドラムを叩いてみることになりました。なんたって初心者コース,まずは8ビートを8小節,うちのドラマーがHarrietに出してる課題と同じ感じのフレーズが来るかと思ったら・・・

4小節目のフィルはアドリブで。譜例のフィルはHarrietによる便宜上のもの。
おかもっち練習パターン(1) 1段目
おかもっち練習パターン(1) 2段目

いきなり16混ざってます。^^; しかも毎小節パターンが違う!!! ^^; (実際には60の速さ(時計の秒針が1拍)で練習。)

実ははりちゃん,まさか16が来るとは思ってませんでしたが,当然ジェフファン,おかもっちファンです。バスドラのパターンもいつもいくつも聞き取ってます。スライド奏法だって大学時代に教わってます。(できないけど。^^; )シャドーでなら時々練習もしてます。車でThe Baked Potato Super Live!やPrism Trainを聞くたびに右足がうずきます。(<危ない ^^; )はい,気分だけは完全にドットコタです。^^

しかしですね,ここには大きな落とし穴があるのです。^^; ハイハットペダルってのは,なかなかクセモノなのです。ちゃんと踏んでないと開いちゃうんです。^^; 床とは全然違うんです。^^;

具体的に言いますと,右足(バスドラ)は,打つときも打ってないときもかかとは浮いたまま・・・で,かつ,打つときのみ踏むことになります。つまり,打つときだけ力を入れればいいわけですね。一方,左足(ハイハット)は,基本的に踏まない状態の時はハットがオープンするので,音がシャンシャン鳴ってしまいます。したがって,ハイハットをクローズドで刻む場合,「常に踏んでいないといけない」=「ずっと脚に力を入れてないといけない」ということになります。ちょっと気が緩むと自然に脚の力が入らなくなってハイハットの音がでかくなっちゃうんですよね。だから,右足と左足の動かし方がパターンだけでなく動作自体が全く違うわけです。

てなわけで,単に8で数えるだけでなく,踏みっぱなし(<踏んでるときも意識してないといけない)で,更にかかとでタイムを取る,というのは,はっきし言って初心者には至難のワザ。やろうとしてもできなくて他がめちゃくちゃになるので,うちのドラマーのレッスンでも課題パターンに関係のある右足と両腕に絞って練習してたわけです。

それなら,なぜおかもっちはそんな難しいパターンをいきなりHarrietに課したのか。理由は二つ考えられます。一つは,床でやってたときにそれなりに足を動かせてたから。(<シャドーなら少しはできる)もうひとつは,キーボードやってるんだから,左足をマスターしなさい!っていう教育的指導。^^; おかもっちによると,ジャズピアニストはよく左足の踵とつま先(正確には土踏まずの上のほうであってつま先ではないですが)を使ってタイムキープをするんだそうです。Harrietはタイムキープが不得手なので,それをマスターしなさい,ということなのでしょう。^^;

ということで,はりちゃん,ボロボロ。^^; 1小節目は,ま,安定してないけどとりあえず過ぎるんですが(過ぎるってなんだ ^^; ),2小節目のドドンで右腕がつられて16が入っちゃって,3小節目は16分の次のバスドラがちゃんと待てずになぜか1/16早く入っちゃってわけがわからなくなり,4小節目の1拍目で完全破綻。^^; フィルまでいかないっていうか,既にドラムじゃないというかなんというか。^^;

ちなみにこのパターン,岡本さんが見本で叩かれた際,楽譜をホワイトボードに書こうとしたら,楽譜に頼らずまずは覚えるように言われました。提示されたパターンをメロディーとしてすぐに覚えなさい,ということのようですが,そんな,目の前でいきなりこのパターンを,あのドラミングで叩かれ,しかもいろんなフィルが次から次へと繰り出されては,カッコ良すぎてついつい聞き&見惚れちゃって覚えることに集中できないのも仕方がないのではないかと思いますぅ〜。*^^*

てなわけで,初回のおかもっちレッスンはここまで。あとはちゃっかりホワイトボードのパターンを書き写したノートを見て覚えて歌いながら「自分で練習」です。^^ で,多分,Harrietの場合,シャドーでの練習だけでなく,脚力をつけるエクササイズも必要でしょう。^^; (なんか,自転車こぎとかするといい気がする。^^; こういうのは体力のあるフツーの人なら多分要らないんだろうなあ。^^;)

なお,岡本さんからは,練習の時,8小節左を動かしたら,次の8小節は左を休む,というのを交互に練習してみること,リラックスして叩くこと,の2点をご助言いただきました。ということで,次回を乞うご期待。^^ (果たして次回はあるのか?)^^;

一応,教わった2パターンのパラディドルの譜例はナイショにしました。^^; あと,実際にはHarrietともう一名,AB'Sのコピーをやってるアマチュアドラマーさんと一緒にレッスンを受けたので,8ビートを吹っ飛ばして16ビート難易度の高いパターンに行ったのはそのせいもあるかと思います。^^

UP

おまけ その1:AB'S Deja Vu イントロに迫る!

AB'Sのファーストアルバムの記念すべき第1曲目にして,英国でシングルカットされ(12 inch)今でも欧州のファンに愛されているDeja Vu・・・ですが,このイントロ,一体誰が考えたんだろう,と思えるのは,あのベースのリフだけじゃありません。ドラムもそうです。で,上述のAB'Sのコピバンのアマチュアドラマーさんが,Deja Vuのイントロの譜割りがわからない,と岡本さんに解説をおねだりしました。^^

おかもっちの答えは明確:3拍半。どこかのサイトのこの曲の解説に,ブレイクの後おもむろに始めるとか書いてあったんですが,一体誰なんでしょ,そういういー加減なことを書くのは。^^;;;;; (て・・・訂正せねば・・・。^^; )

ちなみにHarrietは,8分で取って,「1(<バスドラとシンバル),2,3,4,5,タットッッタトッタトットタッッタッッタットツツツチーータン!・・・シャ!」と取っておりました。(つまり,3拍半という感覚はなかった。プログレファンは変拍子化してそのまま受け入れる(?)のであんましこだわらない。^^;)

てなわけで,その譜面作成に挑戦してみました。何度も言いますが,Harrietはドラムの専門じゃないので,どのタムがどの音に表記されるべきなのかよく知らない上,実際の聞き取りもタムの高低はかなり曖昧です。んでもって,ここでは1小節目2拍目の1拍6連の直前が何を打ってるのかわかんなくて(打ってないような気もするけどよくわかんない),とりあえずテキトーにタムで入れておきました。^^;;; あと,レンタルスタジオのドラムセットが2タムだったので,2タム前提で書いてみました。(くどいですが,スタジオにあったドラムセットのタムが楽譜どおりかどうかは知りません。^^; )

で,楽譜がばっちい手書きなのは,持ってるソフトがフラムの連続を入力するとエラーを起こして強制終了する上,なぜか音符がずれるためです。^^; (多分何かを調整すれば書けるんでしょうが,よくわかんない上,ソフトによってはフクザツな楽譜に対応しきれないこともあるらしい。)めちゃくちゃ見にくくてすみません〜。^^;

Deja Vuのイントロの最初の部分(推測 ^^;)(クリックすると大きな楽譜が出ます)
Deja Vu intro 最初の箇所

譜割り自体,果たしてこれであってるのでしょうか。^^;;; あ,そうそう,普通シャッフルの楽譜は普通の8分音符2つを3連符に見立てて表記することが多いですが,敢えて3連符(ここでは16分音符の6連符)表記してみました。,Jeffの教則DVDに付録でついてきた譜例の真似っこです。^^ (<教則DVDの譜例はJoe Porcaroが書いている!)

で,叩いてみていまひとつ決まらない理由としておかもっちが指摘したのは,まるで囲んだバスドラ箇所。確かにこれがしっかりしてないと,次のハイハット連打とにめりはりがつかない感じになるかもしれません。実際,そこを直したらバッチシでした。^^ いやあ,既に相応に叩ける人はワンポイントアドバイスであっという間に上手くなります。羨ましい・・・TT

その際,その続きのハイハット(次の小節のまるで囲んだ部分)についてもおかもっちが言及。おかもっちはここでは8ではなく,In The City Nightと同じ「ツーンツッツ・ツーンツッツ」で叩いているのだそうです。ただし,時々16分(1/2シャッフルだから厳密には違うけど)の箇所は抜いてるときもあるようです。ニュアンスづけということもあるのでしょう。このハットのパターンもグルーヴさせるのに大事なのだそうです。

おまけ その2:宿題練習パターンの解明 -- おかもっち提示の楽譜は凄い!

さて,すっかり舞い上がってそのまんま家に帰ったHarriet,ようやく落ち着いて改めて課題のおさらいをしたところ,この課題の深さに気づいてびっくり。^^;

てなわけで,ちょっと解説してみたいと思います。^^ (<解説してるヒマがあったら練習しろよという話もないでもないかもしれないですが。^^; )

16ビートのリズムがいろいろ練習できる

何を今さらとお思いでしょうが,バスドラのパターンを詳しく見ると・・・。

おかもっち練習パターン(1)のバスドラ

はい,そうなんです,譜例にはこの4つのリズムが全部入ってるんです。2小節目のバスドラ連打は,この3つめの音符を1/4拍分前にずらして長く打つ箇所を3拍目のアタマに揃えただけ。(便宜上ずらしてまとめて書いてみました。)

で,こういうバスドラって,間があるほうが難しいですよね。ある程度トタトタ打つほうが見栄え(聞き映え?)もするし,打ちやすいような気がするんですがどうなのでしょ? 例えば,Georgy PorgyやAsian Moonのようにオープンハイハットとバスドラが交互に来る場合,ペダル自体は左右交互に足踏みしてるみたいに踏めばいいですよね。(キレ等を出すのは難しいでしょけど理屈としてはそうなる。)でも,間が空いてるとごまかしがぜんっぜん利きません。^^; だから,チェック側にも便利そうです。

サンバフィールのテイストまで入ってる
おかもっち練習パターンのバスドラ列挙

そう,4小節目のパターンを見ると,1小節目でいきなりドッッドタン!になってますよね。これ,1拍目に入れるの,初心者には相当難しいんですよ。実際Harrietもここでパターンを壊滅させちゃってたわけですが・・・。 ^^;

なんでここにこんな難しいのを入れたんだろう・・・と思ってよく考えたら,このパターンを続ければそのままサンバが叩けちゃうんですよね。4つめの音符のうしろにある矢印は,ここにスネアが来る,という印です。バスドラを1拍目に入れて,あとは3つめのパターン(1/4拍前倒しになりますが)で打っていけばいいわけです。しかも,1拍目にバスドラを入れるのは,このパターンには共通してるんですよね。

そういえば,Japanese Punkish Girlも1小節目がコレですよね。^^

スネアを入れるタイミングがバリエーションに富んでいる

そうなんですよ,手は全然変わらないんです。左で打つスネアはフィル以外は2,4拍目に来るだけだし,ハイハットはオール8(ただし左足つき ^^; )ですが,バスドラと絡めて見てみると・・・。

  • 1小節目:バスドラの1拍後にスネア,その1拍後ろにバスドラ・バスドラが半拍間隔で続いてスネア
  • 2小節目:バスドラの1拍後にスネア,その3/4拍後にバスドラ,3拍目にバスドラ,その1拍後にスネア
  • 3小節目:バスドラの1拍後にスネア,その3/4拍後にバスドラ,その3/4拍後にもっかいバスドラ,その半拍後にスネア
  • 4小節目:バスドラの1拍目の後ろ3/4拍目にもっかいバスドラ,その1/4拍後にスネア,あとはフィル

てな具合で,1拍後,半拍後,1/4拍後でスネアが来る,ということになります。

この譜面どおりに正確に叩けるようになったら,多分初心者脱却です。^^;

ちなみにですね,何かを教える場合,初級だからと初級ばっかしやる方法と,敢えて相応な難易度のものに取り組んでその過程で初級レベルのものを習得させる方法とありますが,おかもっちはどうやら後者。この後者のやり方というのは,本格的に教える場合に使うテクなのです。

こ・・・これは何が何でも頑張らねば,とちょっと嬉しい(けどかなり焦っている)はりちゃんでした〜。^^;

UP