Drum Gear (1) Drum Set & Snare Drums

Last Updated: Apr.01,2011; Open: Mar.17,06
おかもっちのドラムセットとスネアドラムのご紹介

Drum Set

2006年5月の機材配置図

※この画像は,岡本さんから頂いた資料を基に,もももんさんの協力を得て作成しました。
実際とは多少配置がズレている可能性があります。ご了承ください。(すみません〜)

System Drum: YAMAHA Maple Custom ヤマハ メイプルカスタム

  • Air-Seal System shells(エアバック方式)
  • Shells: 100% Maple shells (10-ply, 10mm (BD), 7-ply, 7mm(toms))
  • Finish: Vintage (a special hand-rubbed resin finish)(ヴィンテージナチュラル(VN))
  • Lugs: gold-plated, non-slip lug casing mounted at nodal point of the shell(ラグ/ラグナット:スモールラグ(ゴールド))
  • Yamaha Enhanced Sustain System (YESS)
  • Hoops: 2.3 triple-flange steel DynaHoops
  • Size:
    (3) TT 10"x 9" (MTT1310)
    (4) TT 12"x 10" (MTT1312)
    (5) FT 16"x 16" (MFT1316)
    (6) BD 22"x 16" (MBD1322)

Drum Kit: Yamaha Maple Custom

1991年に発売になったドラムセット。たまたまJeff Porcaroの特集が載ったRhythm & Drum Magazine 1991年2月号(No.35)(Rittor Music) を見てたら,New Products(p.130)のコーナーに詳細が載ってました。ラッキー♪

メイプルカスタム

この当時出たものとタイコ類の型番が違うので,今岡本さんが使用しているものはこの後出た同シリーズの改良版かと思いますが,一応発売当初のウリをまとめますと:

  • (1) シェル
    オール・メイプル。バス・ドラムとフロアタムは10プライ/10mm,スネアとタムは7プライ/7mm のシェルを使用。いずれもメイプル材の木目が縦方向となるプライを2枚連続してラミネートする方式をとっているため,素材の鳴りが最大限に生かせるのだとか。
  • (2) ラグ
    9000シリーズ(<当時のYAMAHAの最高機種)がハイテンション・ラグだったのに対し,メイプルカスタムでは胴の鳴りを生かすために新開発したスモール・ラグを採用。このラグにゴールド・フィニッシュを施してます。
  • (3) 音の特徴
    ドラマガの解説によると(江尻憲和氏がレポート),特徴は以下の通り:
    a) ディテールがはっきりしたサウンド
    b) アタックとともに温かさと伸びがあって,木質系の音色が生かされている
    c) キックがとにかくパワフルでタフ(爆)
メイプルカスタム 前からのショット

ちなみに,現在のスペックはYAMAHA アメリカのサイトの方がわかりやすいです。オールメイプルシェルとスモールラグについては,日本のYAMAHAのドラムのサイトにも解説があります。

なお,スネアはこのシリーズのものは使用していません。

タムのサイズは,レギュラーサイズとパワーサイズの2種。おかもっちのタムはもちろんパワーサイズ(深胴タイプ)です。^^

Yamaha Maple Custom for Hard Rock

The Triple Xのときのドラムセット

The Triple Xや諸岡ケンジのライブの際は,いわゆる3点セットを使用。フロントヘッドは2007年2月の時点ではまだThe Triple X(XXX)のロゴ入りです。^^ チャイナシンバルは使用しません。もちろん(?),タムはこのセットでもパワーサイズ(深胴)。

  • タムタム(TT):13"x11" (MTT 1313)
  • フロア・タム(FT):16"x16" (MFT 1316)
  • バスドラム(BD):24"x16" (MBD 1324)

このお写真は諸岡さんのライブ(2007年2月10日)の際,Dr.Penny(Drummer Penny)さんが撮影してくださったものです。Dr.Pennyさん,ありがとうございました。^^

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Snare Drums --スネア・ドラム--

YAMAHA Metal Series Steel Model SD2465(14"x6 1/2")

  • Specifications
  • Size: 14" x6 1/2"
  • Shells: Steel (1.2mm)
  • Hoops: Triple flange Hoop (Steel; 1.6mm)
    おかもっちは上下ともウッドフープを装着
  • Snare: Hi-carbon steel(Coated finish) Short Type Hi-carbon steel Snare (20-strands)
  • Lugs: SD Lug (tuning bolts:10)
  • Strainer: B-6 type(Release Side), DC type(Butt Side)
  • Heads: TOP: Remo Emperor Snare; Bottom: YAMAHA Remo

AB'SのNEW(2005) ,新譜(2006 タイトル未定(ほんとにNOWになるのかな?))のレコーディングでも使用したSD2465は,いわゆる深胴タイプ(深さが 6 1/2")。上下にウッド・フープが装着されてます。

SD2465

ウッドフープではないオリジナルの写真は,YAMAHAのサイトのSD2465のページでご覧ください。

おかもっちは,スタジオではよくこの上下にウッドフープを装着したスネアを使います。スネアを叩く時は,スティックの先端でヘッド(タイコの皮)を叩くのと同時に,スネアのリム(枠)もスティックの胴体部分で当てていくため(「オープン・リム・ショット」という),このリムに装着するフープの素材も大事な音色のひとつになります。スネアの構造については,Dr Pennyさんのサイトにわかりやすい解説があります。^^

SD2465 上から

後述しますが,深胴の上フープがウッドということで,どうしてもフツーの深胴よりも全体のサイズが大きくなり,結果的に本来おかもっちが設置したい角度よりも角度をつけざるを得ないのだそうです。このためか,ライブではあまり登場しません。とはいえ,AB'Sのレコーディングでは敢えてこちらを使った・・・ということは,やはりオトとしてはこちらの方がお気に入り・・・なのでしょか?気になります。^^;

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YAMAHA Manu Katche Signature Model SD455MK (14"x5 1/2")

  • Specifications:
  • Size: 14"×5 1/2"
  • Shells: Brass(1.2mm), 45 degree edge
  • Hoops: Aluminum Die-Cast (snare side: 10 holes)(アルミダイカストフープ); Zinc Die-cast Hoop (batter side: 10 holes)(亜鉛ダイカストフープ(特殊クロムメッキ)
    ※おかもっちはBatter Side(打面側)のみメイプルウッドフープの場合も
  • Lugs: 10 one-piece Lug (tuning bolts:10) (ラグナット:UN LOCK式)
  • Snare: Short Type Hi-carbon steel Snare (20-strands)(1.8mm)
  • Strainers: Release-side: B-5 type; Butt-side: A type
  • Finish: Black Nickel Alloy ニッケルアロイフィニッシュ
  • Heads:TOP: REMO Emperor Snare
    BOTTOM:Yamaha REMO Coated

AB'S 2005年・2006年春のライブで使用したYAMAHA マヌ・カチェモデル(Manu Katche Signature Model :SD455MK)。サイズは 14" x 5 1/2"です。上だけウッドフープ付。

sdmanukache04.jpg(60496 byte)

このマヌ・カチェモデルは,元々長渕YAMATOのツアー用に購入したものだそうですが,2007年の長渕 Come On Stand Up! ツアーで「カン!」というリム音が欲しかった・・・という理由でウッドフープは取り外され,以降の他のライブでもダイカストフープで登場しています。^^ YAMAHAのサイトで,ダイカストフープを装着したオリジナルのマヌ・カチェモデルの写真が見られます。

sdmanukache01.jpg(58943 byte)

本来のおかもっちのスネアの角度は,もう少し水平(左の写真参照)。ウッドフープはスチールのフープと比べて分厚いため,装着するとどうしても径が大きくなります。そうすると,スネアを打ったとき,スネアがバスドラに当たってしまうのだそうです。スネアの傾き加減の違いにご注目ください。左のマヌ・カチェモデルは,その厚みを少しでも減らすために,と,ウッドフープの取り付けを打面側のみにしていました。

(左)マヌ・カチェモデル (右)SD-6103。

setting033.jpg(37000 byte) setting032.jpg(35592 byte)

写真のアングルが微妙に違うのでわかりづらいですが, ^^; マヌ・カチェモデルの方が深胴で上下にウッドフープを施したSD-6103よりも角度が水平に近くなってます。
ちなみに,手前はコッパー製のピッコロ・スネア(サイド・スネア)。AB'S用のセッティングということで,特別に設置していただきました。

今後,どのライブのときにどのフープを使っているのかチェックするのも楽しいかもしれません〜。^^

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YAMAHA Metal Series Copper Model SD6103 (14"x3 1/2")

  • Specifications
  • Size: 14" x3 1/2"
  • Shell: Copper (1.2mm)
  • Hoops: DynaHoops(10 holes)
  • Snare: 20 Strand Hi-carbon Steel
  • Lug: one-piece lug
  • Strainer: P-type(Release Side), B type(Butt Side)
  • Heads: TOP: YAMAHA Remo Diplomat Coated; BOTTOM: YAMAHA Remo Ambassodor Coated
sdps.jpg(47903 byte)

「ピッコロ・スネア」と呼ばれるもので,メイン・スネアの左に設置されます。音が高く,効果音的に使うことが多いスネアです。

で,今調べたら,2007年10月のパンフレットでは既に 3 1/2"という深さのカッパーモデルはなくなってます。以前アメリカのサイトで拾ったスペックを書いておきます。^^;

sdps03.jpg(53384 byte)

AB'SのNEWのツアー(「かなりヤバイ」ツアー ^^;),メインのスネアにウッドフープを利用していたからか,このスネアのリムを利用して,『NEW』の "A;ways" のサイド・スティック(クローズド・リムショット)を「カカン!」と入れてました。2006年夏に行われたレコーディングではあまり使用しなかったそうですが,"Into the Light"では使用されてます。長渕ライブでも使用してました。ただし,AB'Sファンにとっていちばん御馴染みなのはやはりDestinationのイントロでしょう。2004年のNo Destination ツアーでも使用されています。^^

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おまけ:スネアのミュート (Setting Drumsのページから移動)

スネアのミュート(3)スネアのミュート(2)

てなわけで,気になるスネアのミュートのどアップ! ^^

ミュート(1)

「ガムテープに勝るものなし!」とのおかもっちの言葉通り,黒のテープでしっかりミュートしてあります。
(ヘッドのロゴが見えない・・・。^^; )

おかもっちは,レコーディング時には,布テープを折ったものをさらに布テープで貼り付けてミュートしているのだそうです。完全にフープにかかるように貼り付けていますね。

Equipment: Drum FAQ -General Questionsに,ミュートに関する質問と岡本さんの回答を掲載していますのでご参照ください。^^

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