Equipment Drum FAQ (3) General Questions

Last Updated: Apr.01,2011; Open: Mar.17,06
ドラムや奏法に関する質問集 (3) ドラム一般

機材について

ドラムの機材の名前がわかりません〜。あと,タムとスネアはどう違うのでしょう?

基本的な機材の名称違いについては,下記をご参照ください。

機材の名称

スネアの構造については,Dr Pennyのサイト『ぶっちゃけそれはそれで アリ!』内の,「04 ドラムの仕組み」 Dr. Pennyさんのページの解説をご参照ください。わかりやすいです!

(Harriet)


の独断と偏見で正しいかどうかは不明ですがお答えしましょう!!??スネアは俗に言う小太鼓でスナッピー(響き線)が付いています。タムはというと、スナ(省略)が特注以外は付いていません。言い替えればスネアの深胴のスナを外せばそれは、まさしくタムになるのです?・・・という事は、違いはスナが付いているかどうかなのです・・・?!言葉で唄うとドンツタッドスドドンタ、トトントトンタドスドドンタみたいな感じですかね。リズムに合わせてお楽しみくらは〜い!

(おかもっち)

UP

ヘッドのチューニングは対角線で締めるの? あと,張り替えたときの馴染ませ方は? 表と裏のバランスは?

角線で締めるのは、ヘッドを張り替えたときにやるやり方で、最初のブヨブヨの状態から、ある程度の張りが感じられるまで、対角線状にひとまわし、あるいはふた回しずつ締めていくんです。そうすることによって、より均等になっていくのだと思います。

そのあとの微調整は、別段、対角線状でなくても、低い音かなと思ったら、そのボルトを締めていけばよいわけですね。

でも、べつにセオリーがある訳じゃないと思いますよ。

難しいといまでも感じるのは、おもてのヘッドと裏のヘッドのバランスですかね。 しっくりくると、すごいヌケていい音に聞こえるし、バランス悪いと、裏にヌケないでハネ返って聞こえます。たぶん。(笑)

ヘッドを張り替えるときに、テンションボルト(ヘッドの張りを調節する6本〜10本のネジね)の先端にグリス(固形の油ね)塗ると、スムースなチューニングができるのですよ。

(びぃすけどん♪)


ッドの張り替えはぴぃすけどんの言う通りでござ〜る!
対角線状に締めていってだいたい同じ位になったら後は自由に締めてよろしおま〜!

おもてと裏のヘッドのチューニングはこれですよ〜というのはないですが...ワテの場合は同じ位のピッチにするようにしています。最終的には耳で聞いてイイナと思えばOKでござんす!

ヘッドの上に乗る...これはよくやってました?バスドラの場合はお尻を揺らして踊ってみましょう! スネア、タムタムはお米を研ぐ様に手で押さえ込みましょう!(両手を使えばなお一層よろしおま) バスタムは座りから立ち上がってスクワットをしましょう!(足腰が鍛えられてチリバツです)

(おかもっち)

UP

例えばライブとかで、曲のキーが変更(たいていは下がるのでしょうが)になった場合、ドラムの調節や叩き方にも、やはり変更が迫られるものなのでしょうか?

ーの変更という理由で何かを変える,ということはないようです。あくまで「サウンド」に合わせて,チューニングのピッチを変えたりスネアを変えたりする,ということでした。アレンジャーのシュミというのもあるようです。

(おかもっち/まとめ:Harriet)

UP

ミュートの方法や注意する点は?

ュートの質問にお答えしま〜す!
ハリさんがこの前見た時はしてましたが、しない時も多々あります。前に言ったかもしれませんが、リングミュート、ティッシュ、ガムテープ、タオル、皮、ダスキンの様な布?何でもありです。マイクを通して聞こえた音がサウンドにマッチしてればOKです(アバウトなおかもっちでした)。

ガムテープは大きさが自由に切れて強くも弱くも出来るので便利です。音色的にはティッシュと変わらないですが、上で止めるのはどちらもガムテープなので大きさでミュートの具合が変わるのです。セロテープ、ナイロンテープ、医療用のテープ、etc試した事もあります。いけませんな〜〜!接着の強さ、見栄え、野外で使った後のネバネバ状態etc,ガムテープ偉大なり〜〜でござんす!!生で良い感じでもマイクで通して聞くと全然詰まってたりするものなのだ〜〜!だから、アンビエンス、ミキサーの腕.耳が大事なのだ〜〜!(なのだおかもっちでした!)(^&^)

ガムテープの強く、弱くというのはミュートの大きさで打面にetcをたくさん貼れば強くミュート出来るという事です。リングミュートならリングの幅が大きければたくさんミュート出来るという事です。ヘッドについてはREMO以外のメーカーの中でも音色、倍音、ミュートのぐあい全部違います。ドラムのエッジ(ヘッドを被せた時の木の部分)との相性でも変わってきます。同じ種類のヘッドでも当たりハズレがあるし音色etcが微妙に違うかも知れまへんで〜〜?ドラムの音はどちらも気持ちよい音がしてれば好きかも〜〜〜!!(^00^)

(おかもっち)


ングミュート…。現在は商品として、ちゃんと発売されてるのですね、知りませんでした(^。^;)
おかもっちサン、昔は使い古したヘッドをドーナツ状に切って、使われてらっしゃいましたね。

欠点といえば、ブラシを使うときは引っかかってしまうと、おっしゃってたように記憶しています。

(びぃすけどん♪)


ぃさん、リングミュートそういえば使ってましたね。
思い出しました。引っかかってましたね...でガムテープで固定してた様に思います? 以前アテぶりでスネアとタムの上に厚さ1.5センチ位のゴムマットの透明の様な物(名前は「?」)を置いて叩いた事があります。メチャ消音できま〜す!シンバルも下にそれをセットすればOKでござんす。すごいスグレ物かも〜〜〜!!

(おかもっち)


補足:ミュートについては,以前岡本さんに伺ったことがあります。その際,ミュートをすると叩くときいい音がするのでついついし過ぎる傾向があるけれど,実際にはレコーディング・エンジニアが音を作りにくくなる場合が多いので,ほどほどにしてエンジニアの方にお任せするのがよいのだそうです。なお,理想としては,なるべく生音に近い形で,上からルームマイクで空気音も録るのがいい・・・というようなお話がありました。これはジェフ・ポーカロのコメントと同じで,私としては非常に興味深いです。

(Harriet)

UP

スティックのラッカーの削る箇所は?クローズド・リム・ショット(サイドスティック)のときの持ち手の箇所も削るのでしょうか?

ちらも削りますよ!ローデイが削ってるのを見てある人がこの鰹節美味そうやな〜〜と言ったとか....?

(おかもっち)

UP

マーチング・ドラムと普通のスネア・ドラムはどう違う?(スネアの歴史)

テの知ってるマーチング.スネアは、ストラップを首に掛けて左側にセットするやつで、確かかすかな記憶では8インチ以上の深さがあり、タムタムのような感じに響き線がついていたと思いまする?
現代は真正面にセットするパターンが多く浅いスネアもあるかもしれませんが...?
ドラムセットで使ったスネアではあんな深いのは使った事はありまへん。

まとめると、行進する為のスネアはマーチングスネアでパワーを出すためにあの深さになり、普通のスネアは繊細さを必要とするために浅くなったと勝手に思っています。
誰か正しい答えを書いてくれるとメチャうれしいかも〜〜〜〜!!

(おかもっち)


ということだったので,スネアの歴史等もまとめて,a2aさんに伺いました:


ず最初に、当方は特にドラムの歴史に詳しい訳ではありませんので、間違っていたらごめんなさい。ご訂正いただければ幸いです。

(上記おかもっちさんのお話を受け)まさに岡本さんのおっしゃる通りだと思います!
その後、PAの有無やその規模、あるいは音楽性(ジャンル)などがセットドラムの発展や流行(ハードウエアの丈夫さやシェルのサイズ、セッティングなど)に大きな影響を与えました。

[スネアの歴史について]
まず、テクニックに関しては、もともと軍楽隊のスネアドラムにおけるテクニックであったルーディメンツが、後にセットドラムに応用されていったと記憶します。

もともと軍楽隊ドラムの目的は、軍の命令なり号令を大きな音で遠くまで正確に伝達する事にあったようです。そのためにシェルの深さは深く、シェル径も標準の14に加え15〜16インチと大きなものが使われました。
後にパレードなどで使われるスネアドラムも、ツブ立ちのよい音を多くの聴衆に聞かせる必要から、セットドラムからは信じられないくらい深いサイズで、しかも硬いヘッドをハイテンションにチューニングしたスネアドラムを用いるようです。

一方のセットドラムは、Ludwig社の創設者の一人であるウイリアム・フレデリック・ラディック氏が1909年にフットペダルを開発したり、ハイハット・シンバルの原形となるローソック・シンバルが発明されたりして、マーチングとは別個に発展をしてきたようです。

(参考:打楽器大辞典「Percussive Gate」(現在リンク切れ中)/ 「音楽研究所」のページ)

ところで、ROGERS社は当初ヘッドメーカーとして1849年に創業し、当時よりスネアドラムやバンジョーのヘッドを作っておりました。
ROGERS社の1938年のカタログにおいて、そのアウトフィットの中にはハイハット・シンバルもローソック・シンバルもありません。
(当時のアウトフィット例:ROGERS1938年カタログ、P.23〜28参照 参照)

しかし当時、すでにハイハット・スタンド自体は販売されていました。
同1938年カタログP.68 参照)

という事は、1938年当時ハイハットはすでに存在したものの、それをセットに組み込むという事がまだまだポピュラーでなかったのはないかと想像できます。

ところが、1941年には一部のアウトフィットにハイハット・シンバルが登場しています。この頃になってやっとセットドラムにおけるハイハットの重要性が認識し始められたようです。(めでたしめでたし!)
(ハイハット・シンバル黎明期:同1941年カタログP.01 参照)

ついでながら、オーケストラ用のドラムとパレード用のドラムの違いも興味深いところです。(同1938年カタログ、オーケストラP.03〜04、パレードP.08〜10 参照)

1938年当時、オーケストラモデルが小振りなのに対し、パレードモデルは15×10〜16×12インチまでものサイズがあったようです。

話を少々現代に移します。1980年前後のミュージック・シーンにおいて、セットドラムであるにもかかわらずシェルの深さが8インチもあるスネアが流行った時期がありました(ご存知、KISSのピーター・クリス氏に至っては、何とPearl社の10インチモデルを使用していました!)。このような超深胴モデルはハードでヘヴィーなロック・ミュージックの台頭に合わせるように使われ始めました。
しかし、今現在このようなモデルはあまり見かけなくなっています。もちろん今の音楽ジャンルに合わないというのも大きな理由の一つかも知れませんが、シェルが深いがために持ち運びやセッティングなどのハンドリングが悪いのも、使われなくなった理由の一つではないかと考えています。(8インチスネアの例 参照)

当方の例で恐縮ですが、以前ライブ会場に8インチのスネアを持参した際、スネアスタンドまでは持参できなかったため、会場備品のスタンドをお借りしようとしました。ところが、これは低い高さにセッティングできない(8インチスネアの使用を想定していない)スタンドだったので、大変困った経験がございます。
(その時は、偶然にも対バンだったドラマーさんが持参されたちょうどいい高さのスネアスタンドをお借りする事ができ、事なきを得ました。ありがと〜、すのさん^^)

これは深いスネアにおけるハンドリングの悪さの一例です。さらにこの手のスネアは、その大きさゆえケースもかさばりますし、比較的重量もあるため車を使わない移動は結構疲れます^^; 世界でもっとも使われているスネアドラムとして有名な、Ludwig 社のスープラフォニック LM-400というモデルは、5インチという浅さもさる事ながら、使われているアルミ合金製シェル(注:現行品はスチール製シェル)のお陰で重量が大変軽いのです。これなら車を使わない長時間の移動でも持ち運びが楽ですね! このようなポイントもこのスネアが世界中でもっとも使われる理由の一つになっているのではないかな〜、などと想像する今日この頃であります。

(a2a)

はりちゃんの用語解説
響き線:「スナッピー」,「スネア」ともいう。(スネア・ドラムは「スネア」がついているので,「スネア・ドラム」という。)スネア・ドラムの裏についているじゃらじゃらしたパーツ。なんと消耗品。
PA system:public-address system 「場内放送設備」の意。ちなみに,ステージで演奏される音を会場の音響特性にあわせて最適な音に調整する人は 「PAエンジニア」と呼ばれる。
シェル:タイコの胴
ルーディメンツ:スネア・ドラムにおける基本的なスティッキングを集めたもの。「International Drum Rudiments40」 等がある。
ヘッド:ドラムの皮。昔はホンモノの革が使われていたが,耐久性が低いため,50年代後半頃からプラスチック製のものが登場した。
ヘッドをハイテンションにしたドラム:ヘッドぱんぱんに貼ったドラムで,よく響く高い音が出る。
Ludwig(ラディック):ドラム・メーカーの老舗のひとつ。
ローソック・シンバル:ロー・ソック(Low Sock) シンバル,つまり,足で合わせて鳴らすタイプの背の低いシンバル。後に,高い位置にセットしてスティックで鳴らすようにしたのがハイハット。
Rogers(ロジャース):ドラム・メーカーのひとつ。残念ながら現存しないが,YAMAHAとの技術提携により復活するというウワサもある。
アウトフィット:「一揃い」「道具一式」の意。日本語でいう 「セット」と考えていい。

UP

バスドラのフロントヘッドにはどうして穴が空いているのですか? 岡本さんは中には何を入れているのですか?

スドラの裏ヘッドはロック.ソウルと音楽的に締まった音を求められてきたのでヘッドに穴を開けて(最初にやった人はエライ〜!)毛布etcを入れたのだと思われまする?ワテは両面にヘッドを張って中にミュートを入れるのも好きで〜す!レコによってはジャズっぽく両面ヘッド.ノーミュートというのもあると思います。

バスドラの中身は良い音がすればなんでもよろしおま〜!!ウエイトは基本的には入れておりませぬ?(スタジオにいけてるじゃんというのがあれば入れるかも〜〜!)

(おかもっち)

UP

奏法について

レギュラー・グリップとマッチド・グリップとはどう違うんですか?

レギュラー・グリップ

「レギュラー」はいわゆるマーチング・ドラムの持ち方で,小学校で小太鼓を習うとき,鼓笛隊で打ってるスティックの持ち方がレギュラーです(左写真参照:お手手はおかもっち)。ロールを多用するドラマーはレギュラーが多いです。ある程度習ったことのある打ち方という気がしますがどうなんでしょね?
一方「マッチド」は,よく日本のロックバンドのドラマーが持ってるスティックの持ち方です。

スティックの持ち方(右)

なお,岡本ファンとしては,レギュラー・グリップ堪能用にはSpectrum Never Can Say Good-Bye, マッチド・グリップ堪能用としては,Crossover Japan '05のDVDをオススメします。^^

右のグリップの握り方の一例
上:Dr.Pennyさん;
下: おかもっち

(Harriet)


近のマーチングドラムもマッチドが多いみたいです。スネアを水平にしているからマッチドの方がマッチするし利き腕じゃない左手が自然に振れてパワーも出ると思います。想像するに昔は行進するのにスネアの位置が左が高くなっていたのでレギュラーが生まれたのではないかと思う今日この頃でござんす??(暇な方はしらべてくだされ〜!)サイドリム(リムショット)はマッチドじゃないとあの音は出ません。それと右利きの場合レギュラーは左手の器用さとパワーを出すのにすごく時間と努力が必要だと思います!!左手を征した者は世界を征する〜〜〜!!こんなところかな??

(おかもっち)

UP

ドラマーの生活

タイム感を養うにはどうしたらいいでしょうか? 歩きながら、歩調とはまったく違ったリズムを口で刻む!なんてことを試してますが,壊れたロボットのようになってしまいます。

きながら、ウインカー・ワイパーに合わせながら、新幹線に乗りながらetcいろいろ私もやってますよ〜!ボロボロになってもやる価値は十分にありますよ〜!!!

(おかもっち)

UP

ドラムは身体に負担がかかると聞きました。岡本さんの腰痛対策を教えてください!!!

起きたら、すぐに起き上がらずにストレッチをします。足を抱えてだるまのように転がって腰を伸ばしたり、正座した状態で横になって腿を伸ばしたり、足を曲げて横に倒して足の付け根を伸ばしたりします。それからゆっくりと起き上がります。
あと、入浴時に筋トレをしています。バスタブに膝を掛けてお尻を浮かした状態でまず腹筋。右・左・真ん中・左・右・真ん中 という順に、計30回やったら、足を掛けたまま少し休憩します。それをもう1回やります。次に洗い場に出たらシャワーを浴びながら身体をゆっくりと反らします。お風呂でやると身体が温まっているので腰を痛めないし、これを続けると腹筋がかなり締まってダイエット効果も抜群です。フィットネス・クラブなどでお金を掛ける必要はありません〜。

(おかもっち/まとめ:Harriet)

UP

私は、過去の自分のプレーをどうしても“赤っ恥な恥かしさ”から、演奏して 1ヶ月もしたら聞きたくなくなります〜。岡本さんは、御自分の過去のプレーをどう思われますか?愛しいですか?懐かしいですか?単に足跡ですか?…。そして、年齢重ね自分の内側の変化によって、やはりドラムの何かが変わって来ますよね?

去の自分のプレーはワテも聞きたくなくなるモノも多々ありまする!だけど、この年になって思った事は若い時のプレーは善しも悪しきも素晴らしいと思える様になりました!自分のふがいないプレーを責めるよりも躍動感あふれるプレーに浸る事も大切かな?と思うのであります....? 今やろうとしても出来ないプレーがそこにはありますよ〜!どんな音楽家もスポーツ選手もetcも経験して恥をかいて逞しくなっていくと思われますので、プラス志向で前向きにいけばよろしおまっせ〜〜〜!!

(おかもっち)

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