Gear History (4) Sticks

Last Updated: Apr.01,2011; Open: Mar.17,06
おかもっちの機材史紹介 (3) 使用スティック史

Promark Millennium II Series 5B (Atsuo Okamotoのロゴ入り)

2008年9月現在におかもっちが使用しているスティックがこれです。

スティック2008年現在

写真をクリックすると,大きな画像が見られます。

このスティックについては,塚山エリコレコーディングの写真で,2007年8月の時点で既に登場していますので,長渕剛Come on Stand up!ツアーのリハまでには,The Natural Seriesで長さや重さを試し,その後ラッカー塗りバージョンのMillennium IIシリーズを試し,諸問題をクリアしたため,ロゴを入れたものが発注されたのではないかと思われます。激動です。(爆)

なお,このスティックの詳細につきましては,Drum Gear (3) Others: Sticksの解説をご参照ください。^^

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Promark The Natural Series 5B

スティック2007年2月

暫く愛用していたおかもっちスティック(下記参照)に替わるスティックとして,2006年秋頃〜2007年春あたりに試したのがこのスティック。

スティック2007年2月ロゴ

Drum Gearのページに掲載している写真だわかりにくいですが,この通り,ラッカーが塗ってなくて,ロゴ部の色がグリーンです。サイズは406mmx15mmで,The Millenium II Series 5Bも同じです。

おかもっちは元々未来志向で,評判が良ければ積極的に試す主義。で,オリジナル・スティック使用時の2006年夏も,材質が良いという販売店の推薦を受けて,Vaterを試していたのですが,どうしても微妙に長さが合わず,無意識に手の中で長さ調整をしてしまって,マメが出来てしまったため,断念せざるを得なかったようです。そのため,オリジナル・スティックが使えなくなった際,Pro-Markをお試しで選んだのではないかと思います。

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Vater

てなわけで,Harrietが機材撮影に赴いた2006年夏あたりが,他のスティックをお試ししようかな〜としていた頃。オリジナル・スティックは12ペアx12ハコ=144ペアで1セット。それがそろそろ少なくなってきたので,もしVaterが良ければ,Vaterに乗り換えて,エンドース契約して・・・なんて話も出ていたようです。ちなみに,青山純がVaterのエンドーサー。

なお,Vater 5Bのサイズは,405mmx15.5mmです。Pro-Markと長さの違いは僅か1mm・・・。^^; この差で手にマメができるかできないか変わるおかもっちって一体・・・。^^;

このスティックについては,次のAtsuo Okamoto Original Sticksのところでも扱います。

Atsuo Okamoto Original Sticks

てなわけで,Vater vs. Atsuo Okamoto Original Sticks...比べてみましょう。

Vaterとオリジナル

写真をクリックすると,大きな画像が見られます。

下がコマキにオリジナルで特注していたおかもっちモデルのスティック。上はヴェイター(VATER)のもので,サイズは同じ5B。チップの形状や,全体の長さが違ってるのがよくわかります。

さらによく見ると,チップに繋がる部分(ショルダー部)は,新品のヴェイターと使い込んで木が削れたおかもっちのスティックと比べても太さがあまり変わりません(要するにヴェイターだとおかもっちにはまだショルダー部分が細い)。

スティックケース

これは,2006年夏のおかもっちのスティック・ケースの様子を見ても,Vaterのスティックよりもおかもっちモデルのスティックのほうがわずかに長いの,わかりますよねー。

このスティックは,チップ部分がプロマーク(Pro-Mark), その他がヴィック・ファース(Vic Firth)のスティックをそれぞれモデルにして,オリジナル・スティックのメーカーとしては有数の「コマキ」に注文依頼。ただし,それぞれどの型番のスティックをモデルにしたかは不明。

オリジナルスティック2006ロゴ

ロゴ部のアップ。スネアを叩くとき,ヘッドをチップで叩くだけではなく,スティックの矢印部分あたりでドラムのリム(枠)も同時に打ちます(「オープンド・リムショット」と言います。(注: 「リム・ショット」には,(1)リムとヘッドを同時に打つ「オープンド・リム・ショット」(2) バラードなどでよく使う技法で,ヘッドを打つことなくスティックの本体でリムのみを叩く「クローズド・リムショット」の2種類あrりますが紛らわしいので,このサイトでは(2)は「サイドスティック」と表記しています。) そのため,リムショットをやると,当然スティックは,リムに当たる箇所も傷がつきます。

ATSUO OKAMOTO のロゴのところにある青矢印の箇所がささくれ部。まさにリムが当たった痕です。^^

なお,現在のおかもっちスティックは,Pro-Mark Millennium Seriesよりも微妙に重くなっています。

ところで,このオリジナル・スティック,いつ頃から使用していたかが不明。ただ,スペクトラムファンが作るHP ACT-SHOW のHOMEの左下にあるNEWSの「スペクトラムメンバーがTV出演2002年「音革命」番組レポート」(更新日:2002年5月16日)を読むと,おかもっちがオリジナル・スティックを視聴者プレゼントに提供しているので,少なくともこの時点(2002年3月28日)にはオリジナル・スティックを使用していたことがわかります。^^

スネアとスティック

スネアとスティックのツーショット。ロゴがひっくり返ったのしかなくてすみません〜。TT
これもクリックすると大きな画像が見られます。

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Rogers 2B

資料がないので,またしても1980年代のAB'Sの頃まで一気に遡ります。^^;

Rogers スティックロゴ

Rogersの1982年のカタログにあるスティックの種類を見ると,「アメリカンヒッコリーハンドメイドスティック」で,2Bは長さが406mm, 5Bは404mmです。径はどちらも15.5mmのようですね。ナイロンチップのモデルもあるようですが,おかもっちはウッドチップのものを使用。

Rogers チップ比較

右はチップの写真。左が2Bで右が5B。当時のボーヤさんだったびぃすけどん♪さんによると,びぃさん自身の使用感として,「5Bのほうが微妙に短く,かつショルダーが太くずんぐりしているので,振った感じが重く,しかも重心が手元に近い感じ」だったそう。このチップの写真の右が2Bで左が5B(随分チップの形状も違いますよね)。5Bの方は殆ど使用感がありません。恐らくおかもっち,試したものの感触が合わず,びぃすけさんに払い下げたものの,びぃさんも苦手だったため,この状態(ショルダー部分がハイハットによって全く削れていない状態)が保たれたものと思われます。(笑)

なお,このRogers スティックコーナーのお写真は,すべてびぃすけどん♪さんの撮影によるものです。びぃさん,ありがとうございました。TT

Sonor

AB'S-2の頃に岡本さんのボーヤさん(ローディー)だったびぃすけどん♪さんに,当時岡本さんから払い下げになったスティックを見せていただいた際,Harrietが目ざとく見つけたものです。ただし,かなり傷んでいたため,既にびぃすけどん♪さんによって,練習用のマレットに改造されてました。^^; (チップやショルダーが磨耗して使えなくなっても,こういう再利用の仕方をするんですねー。)TT

ソナーのスティックのロゴ部

てなわけで,ロゴ部のみ撮影しました。Sonor Special Model 1017というのが型番のようです。でも,他に情報が何もないので,これ以上はわかりません〜。^^;

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Yamaha: Special Hickory (多分)

スペクトラムのDVD 『Never Can Say Goodbye』の楽屋の映像に,Steve Gaddのサイン入りおかもっちバッグの上に置いてあったスティックが映っていたので,a2aさんに見ていただきました。

Yamahaスティック

違う形状のチップのスティックが何組か置いてあるので,すべてがこのスティックではないと思いますが,たまたまロゴが映っていたスティックはこのYAMAHAのものと思われます。

YAMAHAスティックのロゴ

DVDに映った映像はすっごく小さいのですが,そのうちの1本のロゴ・・・というよりマークが,YAMAHAの「まるに*」のマークに確かに似ていると思うのですが,いかがでしょか? DVDをお持ちの方は,是非チェックしてみてください。^^

なお,使用型番などは一切不明。ただ,DVDの映像にあるこのスティックのチップは確かにこの写真のものと似ていて,上記にあるようなどんぐり型ではないようです。

これらのお写真は,a2aさんが,スペクトラムのDVDに映っている岡本さんのスティックの角度を真似て(爆),ご自身のスティックを撮影して送ってくださったものです。a2aさん,ありがとうございました。TT

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おまけ

Drum Heads

現在のおかもっちの使用ヘッドについては,Drum Gear: Others: Drum Headsをご覧ください。

さて,おかもっちは,ヘッド等ドラム用品を専門のショップに買いに行くと,こんなのが出ましたよ・・・なんて勧められることがよくあるのだそうで,そんな場合はどんどん試しちゃいます。「何が何でもREMO!!!」というわけではなく,常にいい音のアイテムを探っていく,というスタンスなのでしょう。

snarehead070624s.jpg(15822 byte)

まず,これは,2007年6月のAB'SのBlueツアーの際に使用していたスネアのショット。


snarehead070624s_logo.jpg(7756 byte)

ロゴ部をアップすると,"ATTACK drumheads 1 PLY MEDIUM"の文字が読み取れます。

snarehead070624s_logotb.jpg(7512 byte)

ヘッド全体の写真の下の方に光って見えるのは,別に水がたれてるとかではなくて ^^; 金色の見事なTBの文字。これを拡大したのが右の写真。このヘッドは,テリー・ボジオのサイトにもあるイニシャルのTとBを組み合わせたロゴマークで,,テリー・ボジオのサイトの解説によると,テリー・ボジオがソロを叩くときにメロディアスなソロを叩くのに,ストリクトなチューニングがしやすく,更にチューニングが狂いにくいという特徴があるようです。

なお,ボーヤさんに感想を伺ったところ,このヘッドはアタック音が強く(アタック社だからそのまんま?)という印象のようでした。

あと,COJ '05についても,スネアはRemoを使用していません。DVDを目を凝らして何度も何度も見たのですが,どう見てもスネアヘッドはRemoではありません。それで,ロゴのだいたいの形状と楽器屋さんにサイトにある写真とを見比べたところ,Aquarianに似たロゴを発見しました。この時は,タムはYAMAHA Remoを使用しています。映像として映るので,タムくらいはYAMAHAを・・・てなことなのでしょか? ^^

COJとか,AB'Sのツアーとか,結構ビッグ・イベントなのにも関わらず,特にヘッドをRemoにすることなく,フツーにお試ししているヘッドのまんまで使っちゃうところに,おかもっちの鷹揚さを感じます。^^;

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