開場時間よりちょっと前に会場に着くと(別にシャレてるわけじゃありません〜),既に地下に続く階段が並ぶ人でいっぱいでした。開場して徐々に階段を降りていき,チケットを買って入ると,木製の小さな折り畳み式椅子がずらっと並んでました。テーブルがあるだろうと思っていたので,ちょっと驚きました。後ろの空いたスペースは立ち見用。その後ろがカウンターで,ワンドリンク制。ちなみに,大阪はテーブルがあってワンドリンク制,名古屋はテーブルがあって,あとはオーダー製でした。ライブハウスもいろいろなので,このあたりを事前チェックしておかないといけません。(笑)
・・・てなわけで,今回は2本のギターがバランス良く聞ける「前後でいうと後ろの方で,左右としてはほぼ真ん中」な席をちゃっかりゲット。予想通り,誠さん・藤丸さんの両方のギターの音ががんがん来るその向こうから,更におかもっちのドラムがバシバシやって来て,実に幸せ〜〜〜♪♪♪
さすがに2005年名古屋TOKUZOで体験したような,「おかもっち真正面障害ゼロ」という状態ではなかったので,細かいところが見られず,特にあとで a2aさんが,「ガンガン叩いた後にニコっと笑う笑顔が印象的でした」とおっしゃるのを聞いたときは,思わず「うっ」となりました。(泣) でも,演奏を聴きに行ってるのであって,顔を見に行ってるわけじゃなし(<負け惜しみ),今回しっかりチェックしたいと思っていたシンバルワークがよく見えて,まずは満足。^^
あ,そうそう。shindyさんの「あっちゃん,カッコいいっ!!!」がついに飛び出しました。^^ 私もオトコだったら参加したのにぃ!<私の声だとサマになりません〜。TT
大阪・名古屋では割合普通に始まったんですが,この日は蒸し暑かったからか,メンバーの皆さま,まずはミネラルウォーターで喉を潤してからの始まり・・・ということで,水を飲むメンバーと,それをじっと見守るファンの間で,何故か会場が「シーン」。(爆) 直樹さんが慌ててフォローのMCを入れつつ,準備 OKということで始まりました。
大阪では誠さんの真ん前だったのと,名古屋ではモニターの関係でボリュームが多少絞られていたのか,いまいち私のところに藤丸さんのギターの音が来なかったのですが,いきなり来ました来ました来ました!!! まこっちゃんのギターもしっかり音が来て,このギターのバランスのために私は東京に来たのよ〜〜〜!!!と心の中で叫ぶ私。(<ドラムのためじゃなかったんかいっ!) んでもって,微妙にオリジナルとカッティングのパターンが違うんですよね。実は他の曲でもそうだと大阪で既に気づいてはいたんですが,そのときはここにこういうのが来るはずなのが違うのが来た!って感じだったのが,さすがに3回目ともなると,オリジナルを離れて「あるがままに聴ける」態勢も出来てきまして(笑),いやあ,やっぱりライブって回数聞くのもいいですねえ。(笑)
さて,ドラムですが,冒頭のおかもっちのフィルの後(CDは力を抜いた感じでしたが,さすがライブ,かなりパワフルに始まりました),すべての音がしっかりやって来て,東京まで頑張って来てよかった!と私はこの時点で既に幸せ〜♪ (<ほら,やっぱりドラムのためじゃないかっ!って突っ込んではいけません。)
おかもっちのサイド・スティック(クローズド・リム・ショット),藤丸さんの声,直樹さんの幸せそうな表情,山田さんの粋なバッキング,そして2本のギターが織り成すマジックのようなサウンド・・・。もううっとりしてしまいました。
おかもっちシンバル炸裂のこの曲,大阪ではイントロでJazz Master,間奏ではSabianを使用。名古屋ではイントロはちゃんと見てなくて(<ばかばかばかーーっ!), 間奏では確かJazz Masterでした。PVではどっちもSabianを使ってましたね。で,この日は・・・もうアタマが完全にトランスしてたので覚えておりません〜。(涙) イントロはJazz Masterの方だとは思うのですが・・・。間奏の前までには我に返りましたので,間奏はSabianメインだったかと思うのですが,結構どのシンバルも炸裂してましたよねえ?
実はおかもっちを全景でしっかり見られたのは大阪のライブだけだったので,ちょっとそちらに話を移すと(<恵比寿ライブの報告じゃないんかいっ!) とにかく,すごいんですよ。(笑) すべての音色の違いを最大限に生かすようなシンバルワークで,入れるタイミングも絶妙なのです。おかもっちのシンバルの特徴は,Equipment: Okamocchi Gearを見ていただくとよくわかるのですが,チャイナが2枚(左:Sabian,右:Jazz Master),トップ・シンバル(ライド),サイド・シンバル(クラッシュ)がそれぞれPAISTEなんですが,音色の特色としては,まずSabian が「激しいチャイナ」,Jazz Masterが「美しいチャイナ」,おかもっちから見て右に設置するクラッシュは「トップ・シンバルにもってきてもおかしくない重厚なサウンド」(それぞれおかもっち談),で,おかもっちの左に設置されたPAISTE 2002(レコのときと変わってなければ・・・ですが)が,とってもきれいな音がするんですよね。それらの音色を,まさに縦横無尽に叩き分けていくわけですが,それらの音がとにかくしっかり響いて,でも全然うるさくなくって(演奏者の方々には近過ぎてうるさいかもしれませんが(笑),客席にはあのくらいじゃなくっちゃダメです!) なんだか見ているとオーケストラの指揮者のようでもあり,でも聞いてると逆にシンバルだけのオーケストラを聴いてるような感じでもあるんですよね。このドラムのシンバル叩きまくりはこのギター・ソロ部でのウラ部でも出てきまして,これがもうめっちゃくちゃカッコよくて,私も,私の右に座っていたa2aさんも大興奮っ!でした。^^ 「またハデに叩いて〜」なんて直樹さんや藤丸さんが冷やかすように笑って振り向いてましたっけ。^^
ドラムのことばっかり書いててもいけませんね。(笑) この曲のメインのボーカルは誠さん。藤丸さんとはまた違った適度な甘さと適度なシブさを兼ね備えた素晴らしい声です。この曲はコーラス部が全員フィーチャー。おかもっちが低音で1オクターブ上の直樹さんと同じフレーズを歌う裏で,松下・山田・芳野の和音が醸し出す雰囲気はまさにAOR!!! 何度聞いても幸せです。
なお,間奏のギター・ソロもよかったですよね。オリジナルを踏襲しつつ,微妙に変えてあるところがたまりません〜。んでもって,エンディングのギター・ソロの競演!!! まだ2曲目なのにサービス満点です。
ところで,私がいつもチェックするのが,おかもっちがコーラスをするときのマイクをはずすタイミング(笑)。この曲ではおかもっちのコーラスはCメロの最後まであるので,コーラス後,長めのフィルに入る直前のブレイクのところで,ボーカルマイクをくるんと後ろに回してました。MCで喋るときになるとまたマイクをくるんと持ってきて,喋り終わるとまたくるんとはずします。演奏によっぽどジャマなのでしょう。(笑) で,Night Viewのこのフィルの前にたっぷり「間」が取ってあるのが,最初からマイク移動というライブを意識してのことなのだろうか?と今回,ちょっと興味深く見てました。ここでマイクを移動しておけば,思う存分エンディングで叩きまくれますもんね♪(笑)
MC:ここが最初のMCタイム。まずはご挨拶と全国ツアー(北は東京から南は大阪まで・・・というネタでウケてました)。大阪・名古屋あたりでは,まずはOoh Babyのタイトルについてが話題になりました。歌詞が決まる前からテキトーに♪"Ooh baby〜"って歌ってたのがそのまま歌詞になったということで,これはこのフレーズをそのまま歌詞に入れた作詞のKane Tominagaさんもえらいっ!(笑)
次のNight Viewについては,これまで岡本さんはアレンジに関して注文したことがなかったのが,誠さんに今回は「こういう感じにして」と注文があったそうです。これ,私,いまいちはっきり聞こえなかったんですけど,なんて感じだったか覚えてる方,教えてください〜。確か大阪でもこのお話があったように思うのですが,少し内容が違っていたか,私の勘違いか・・・??? うーん???
なお,おかもっちの作曲方法,このサイトのBBSでも話題になりましたが(Harrietが自分で質問したんだけど(笑)),まずおかもっちがギターを弾きながら適当なキーでMDに録音したのを誠さんに持って行き,誠さんがコードを少しいじったりしながら仕上げる・・・というようなお話でした。
で,歌詞の話になって,「中年がもう一度愛し合おうよ!という曲」というコメントに,直樹「え?そうだったの???」松下「そうだよ。・・・start again ってあるでしょ。どうせ歌詞なんか全然見てないんでしょう!」なんてやり取りがありました。(笑) 誠さ〜ん,歌詞ちゃんと読んでる人もいますよ〜。
ここで,次の曲がメンバー泣かせの山田さんの曲。大阪ではタイトルを間違えた山田さんですが(爆) (でも,どっちもUntil で始まるからつい出ちゃいますよね〜),名古屋・恵比寿では大丈夫でした。^^ シロウトの私にはよくわからないのですが,山田さんの曲は相当難しいらしくて,大阪ではMC中に藤丸さんが指慣らしの練習をしてまして,恵比寿では逆に直樹さんが「今日は練習はいいんですか?」なんてネタ振りされてましたっけ・・・??? 山田さん,毎回謝らされてました。^^; しきりに直樹さんが,「もっと簡単にしようよ〜」「もう間違えて当たり前なので,皆さん気にしないでロックを楽しんで!」なんて感じでおっしゃってた・・・わりには,全然間違いに気づきませんでしたけど!
で,直樹さんはKABUTO(2005年5月)のライブの際,山田さんを紹介するとき,「ほんとにコード間違えないよねー」なんておっしゃってました。今回は,「歌の途切れる箇所にピアノが入るようにうまくアレンジできてるよね」,なんて感じのことをおっしゃいましたが,山田さん,照れ隠しなのか,あっさりと「弾きながら歌えないから」と答えてこれまたウケてました。それで,上戸彩がすごい・・・という話になりましたが,綾戸智絵さんの間違いでした。(爆)
※記憶が混乱してます。この箇所を含め,トークの順番が違っていたら,お知らせいただけると幸いです。
ピン!系(<表現力なさ過ぎ)の細くて高いピアノ・ソロのイントロからスタート。Aメロ部でのピアノが美しいです。あと,山田さんのボーカルがまたいいんですよね。なんか,誠実な感じのボーカルで(っていったら,藤丸さんと誠さんが不誠実みたいですが,そういうことではありません。ホントです。),とってもいい感じです。でも,前のMCで「弾いてるときは歌えない」みたいな発言があったので,ついつい歌とエレピのフレーズの入れ違いを聞いて,「なるほど!」と改めて思ったりして。(爆) で,この曲の珠玉は・・・すみません,またドラムで・・・Aメロのサイド・スティック(クローズド・リム・ショット)の音! Alwaysとちょっと入り方は似てるんですが,ウッドフープを使ってるので音質がマイルドなんですよね。あとはバスドラの入れるタイミングです。ドスっとくる音質もさることながら,なんたっておかもっちの場合,研ぎ澄まされた野生的な本能で狙い済ましたような(笑) タイミングがたまりません〜〜。^^ んでもって,サビに入る直前のブレイク後のキメ部の冒頭のタイミングと,そこから続いて繰り出されるフィルは,CDを聞いたときから鳥肌モンでしたが,やっぱりナマはもっともっと鳥肌モンでしたねー。^^ この曲はドラムの見所(というか聴き所)も満載です。
この曲はカウントから。山田さんのシンセが映える曲です。非常にポップな曲ですよね。
16ビートの軽快なおかもっちのリズムとカッティング・ギターがいい感じの曲ですが,珠玉はやっぱりサビのコーラスですよね。ついまこっちゃんの声を聞いてしまう私。(爆) AB'Sの曲は今回,日本語の曲は3曲のみ。そのうちの1曲がこれ。口ずさめる軽快な曲で,私も密かに一緒に歌ってました〜♪ この曲は割合演奏が他の曲よりは簡単なのか,各パートのアドリブ箇所も多かったように思います(特にエレピ!)。
MC:本当なら前半はアルバム順ならONLY ONEのあとに誠さんのSUMMER WAVEが来るのですが,後半の最初に藤丸さんの曲を持ってきたいという思惑か,第一部では新譜からの曲はこの直樹さんの曲でおしまい。それで,まだ紹介されてないまこっちゃんがここで紹介。まこっちゃんはうちのサイトのEVENT CALENDARをご覧頂いてる方はご存知かと思うのですが(<ちゃっかり自分のサイトを宣伝),4〜6月はライブが目白押しで,なんか,すごい曲数をこなしてる・・・というようなお話が出てたかと思います。あと,藤丸さんのCHOZENレーベルやソロ・アルバムのお話もありました。配布ちらしを見てね・・・なんてお話がありましたが,はいはい,ちゃんと新譜のTOWER RECORD で発売!というちらし,持って帰ってしっかり見ましたよ!
あと,どういう流れだったのか,何故かアコ・ライブ・ツアーやりましょうか発言・・・が出ましたよね。^^
AB'Sの公式サイトに,以前関東でだけあったライブで実現したこのフロント3名のコーナーがあったので,是非見てみたいと思っていたのですが,まさかそれをやるという話がこんなところで飛び出すとは思っていませんでした!
フロントの3名でやろう・・・という直樹さんの呼びかけに,まこっちゃんが「3人なの?なんか3人だと寂しい」と発言。その結果,山田さんが「アコースティック・ピアノも弾くよ」,おかもっちも「ブラシでやる!」,と,あっさり参加表明(わーい!!!)。ところがその後,「あれ?そうなるとギャラが減るか」とまこっちゃん。それに直樹さんが即座に反応しました。^^ さあ,AB'Sアコ・ツアーは実現するのでしょうか?
ぜーーーーったい実現して欲しいっ!!!
で,第一部のラストはNewから1曲,ということでTonightでした。これで前半は締め。
これも難しそうな曲ですよね・・・というか,コード展開がとんでもない曲です。(笑)
さて,この曲の間奏のライド・シンバルは,ちょっと「キンキン系」な感じがしました。悪い意味でのキンキンじゃなくって,「カンカン系」よりも音が細いんです。Jeff Porcaroのシンバル・ワークが妖精の魔法のようだとしたら(妖精が魔法を使えるかどうかは別として), おかもっちのシンバル・ワークは・・・(<うまい喩えが見つからない)・・・まあ,妖精というよりは見た目は魔王っぽいですが(<こらこらっ!),繊細さではジェフに引けを取りません。で,エンディングは「カンカン」系なんですよね。うーーーん,叩き分けが絶妙です。(いかん,表現力にナンがあり過ぎ・・・。)
ここでちょっと雑ネタ(2) 他会場でのMC:
[大阪]
最初のMCのとき・・・だと思うのですが,藤丸さんの後ろにあったギター・アンプ(多分)に灰皿が置いてあって,「これ,多分僕に気を遣っておいてくれたんだと思うんだけど・・・」と禁煙談義が始まりました。藤丸さんの「健康のためなら死んでもいい」という超名言が飛び出しましたね。^^
あと,誠さんの喫煙について,「でもまこっちゃんは家では吸わないんだよね? 煙草吸う人の中でもにおいがつくのがいやだってことで,家の中や車で吸わない人って結構いるよね」「そうそう,誠の家に行くとホタル族になるもんね」なんて会話が。結局,AB'Sで現在煙草を吸うのは誠さんとおかもっちだけで,おかもっちは車でも「吸うよ」ということでした。
[名古屋]
前日の土曜日が皆さんオフだったので,思い思いに大阪で過ごしたようです(って,皆でどっかに行くとかしないのね)。直樹さんに最初にネタ振りされた藤丸さんが「神戸で遊んできた」,山田さんは「心斎橋から梅田まで歩いた」ということで,何でも山田さんは歩くのが大好きで,10kmくらい歩いても平気なのだそうです。誠さんは「一日寝てた」ということでしたが,実は大阪のライブの最後の方で少し腰を痛めたようで,アンコール前に一旦ステージから降りたとき,ちょうどHarrietの目の前を誠さんが通られたのですが,左腰に手を当てて左足を引きずってらしたんですね。それで,「うわっ!坐骨神経痛だ〜!」と同病相哀れむ状態のHarrietは,これは名古屋公演の際は椅子をご用意してもらわねば・・・などと思ったくらいです。でも,名古屋ではそういう素振りも特になく,この土曜日は誠さんにとっては大事な休養日になったのではないかと思います。
あと一人,おかもっちは…「朝の5時まで飲んでて,2時ごろまで寝てて,その後また飲んで…」。岡本さん,飲み過ぎです!…と書きたいところですが,大阪のライブでは,岡本さんのお知り合いのドラマーの方がいらしていて(岡本さんご自身が紹介してらっしゃいました),その方は岡本さんによると,岡本さんよりもでかい音でドラムを叩くとか(ひええ〜〜〜!)…。真偽の程はさておき(笑),そんなこともあってか,おかもっちは大阪のライブでは,Night Viewの最後あたり,相当ハデに叩いてました(・・・って,恵比寿でもでしたね・・・・)。^^; そんなふうだったので,ひょっとするとそのドラマーの方や大阪のお知り合いの方と,遅くまで語り合ってらしたのかもしれませんね。^^
というわけで,直樹さん,ご自身が何をされてたのかはお話しされませんでした。「それで直樹はどうしてたの?」って誰も聞かないってあたりが,非常にAB'S・・・ってな感じですかね?(笑)
[横浜]
こんなMCもあったようです:
「次に演るのは,また・・・山ちゃんの曲ですが(笑)」 「そういえば,題名の“Un-til”に,なんでハイフンがついてるのか・・・っていう話がなかったっけ?」(<この質問を公式サイトのBBSでしたのはHarrietです・・・。^^; ) 「2曲とも“Until”が付くから,ただ区別するため・・・っていうだけの理由で(笑)」
・・・そういう理由だったんですね・・・。なるほど・・・。^^;
なお,横浜では,・・・「鉄腕アトムをクラく弾く」という芸も披露されたようです。
あと,「藤丸さんと誠さん,おなじAB型でも大違い」ということも話題に出たそうです。具体的には,レコーディング・リハで直樹さんの曲を演る前に,直樹さんが分数コードの使い方を誠さんに聞いたところ,誠さんは「いや、それは理論的に絶対にありえない」と言い張り理論武装。直樹さんが「でも〜」と口を挟んでも,山田さんに「おかしいよねっ!」と強く同意を迫ります。一方,藤丸さんはというと,「まぁ,最後は直樹が気持ちよければいいんじゃな〜い?」と受け流す。
直樹さんはこのやりとりで,「同じAB型でもえらい違いだ」と感心したそうです。
なんといっても話題はそのミラー・ボールでしょう。(笑) ムーディといえばムーディですが,なんかちょっといかがわしいような・・・?(爆)
この曲は実は演奏がおいしさ満載。まずは山田エレピの弾きまくりですよね。藤丸さんの声だけで他の楽器の音がまだあまり入ってきていない曲の冒頭部で,アルバムよりもかなりジャジーな速いフレーズなども絡ませて結構ハデに弾いてました!!! その,オリジナルとは違うフレーズやバッキングのタイミングひとつひとつに反応する私ってやっぱりキーボーディスト・・・♪(って,聞き込んでさえいれば誰でもわかるって!)。
あと,粋な藤丸さん,どの会場でも言いました:間奏前に「ギター,松下誠」・・・そして,それに続いてあの歯切れの良いスリリングなギター・ソロが続くわけです。
そんなアダルト〜なイメージに合わせて叩くおかもっちドラムは,やっぱりシンバル系ですよね。確かこの曲では,サイド・シンバル(おかもっちから見て左)をライドのように打ってきれいな音色を出してましたよね。^^
あとはロール。このロールはオープン・ロールっていうのでしょうか? それともプレス・ロールになるのでしょうか? 用語がさっぱりわかりません〜。TT 最後の繊細なシンバル音の魅せ所は,シンバルをライドを右で,先ほどのサイド・シンバルを左で交互にかき鳴らして,仕上げに左のスティック持ち替えレギュラー・グリップ使い。シンバル好きにはたまらない曲で,おかもっちファンとしては幸せいっぱいです。^^
ム〜ディ〜に始まった第二部は,そのままこの曲になだれ込み。ドラムのフィルインで始まるこの曲,とにかくテンポが心地よいですよね。おかもっちのドラムは恐らくほぼオリジナルと同じで(といっても,もちろん多少派手にはなってたと思いますが(笑)),サビ部のフラムの箇所がしっかり身体に入っている私としては,来るべきところにガシっとやってくるフラム(特にCoda部サビ冒頭2連続フラム〜)に大満足♪ 間奏でのライドはなんか結構シャンシャン系(意味不明?)だった気がするんですが,それはOnly Oneの方で,またこの曲では「カンカン系」に戻ったんだったっけ?<だんだん混乱してきた
あと,キーボードの音色もしっかりチェックしました。(笑) はい,コーラス(歌)に聞こえる音色でしたね。(笑) どこもかしこもカッコよい曲・演奏・歌でございます。^^ この曲どうやって終わるのかな?って思ったら,コーラスで終わりましたね。うっふっふっふっふ〜♪
そろそろライブも佳境に入ってきたって感じでしたよね。^^
MC:ここで曲の紹介。まずは藤丸さんのOnly Oneですね。大阪では,「ブルージーな曲・・・ってブルースなんだけど」という天然系(?)なMCを聞かせていただきました。なお,横浜では,まこっちゃんと直樹さんの「これは僕のためのような曲・・・だって,ほら,歌詞が"I'm telling you baby, I see you living all alone"でしょ。(ミックスダウン)作業しながら,うぅぅ・・・(泣き真似)」「あ,そうか〜。淋しい一人暮らしだもんね〜(笑)。」なんてやりとりがあったようです・・・(うぅぅ・・・)。
で,次のまこっちゃんのSUMMER WAVEは「西伊豆の曲」。一人で泳ぐんだけど,昔の西伊豆では魚が寄ってきたのに最近は魚がスレてきた・・・なんてMCも飛び出しました。(爆) あと,この曲については,大阪でだったか,名古屋でだったか,「運指が難しい」という直樹さんのコメントもありました。
で,次が山田さんの曲ということで,調律師をどんなふうにからかうか(!)・・・というお話がありました。元々山田さん,多芸のようで,KABUTOでも「キーボード占い」というのが飛び出しましたが,今回は「間違い方講座」がありました。『エリーゼのために』はどの会場でも披露されたようですが, BillyJoelのStrangerは,恵比寿では初めて「フル・バージョン」で披露され,聞き飽きたと他の会場で言っていたメンバーにも「フル・バージョンは初めて!」とウケてました。いや,この山田芸は,キーボーディストにはちょっとたまりません〜けど,これ,やってみると,難しいんですよ!!! 是非参考楽譜を作ってください,山田さん!
ここでちょっと雑ネタ(3) 山田秀俊版「間違え方の秘訣」:
ドレミファソラシド(全音階)は,ミとファ,シとドの間がそれぞれ半音しかなくて,それで味のある音階になるわけですが,すべての音の間をフルな1音にすると,ド・レ・ミ・ファ#・ソ#・ラ#(=シ♭)という音階になります。この音階を,「全音音階」といいますが,山田さんは,英語で「ホールトーン・スケール」とおっしゃってました。
これは,「鉄腕アトム」のイントロでお馴染みの音階で,実際誠さんもステージで「鉄腕アトム!」とおっしゃってましたよね。^^
で,この音階を使って,くどくならないようにほんの一部だけ間違えるのがコツなのだとか。皆さんもお試しください。^^
この曲は,Asian Moonみたいに,イントロの冒頭のピアノのパターンに途中から違うリズムでドラムが絡むという構成なのですが,これを冒頭のギターのところから間もなく入るシャッフルを感じて聞くのが私のシュミ。(笑) いわゆるフツーのシャッフルは今回のライブはこの曲だけなのですが,おかもっちのドラムはシャッフル系リズムの気持ちの良さはまさに絶品。んでもって,ドラムは今回「山ちゃんの2曲とInto the Lightが難しい」というお話でしたが,この曲は確かに安定した気持ちの良いグルーヴのウラでややこしそうなキメやフィルが散りばめられていて(笑),しかもハイハットがアレですよ!アレ!(笑) 岡本ファンとしては否応でもほっぺがゆるんでカオがニマニマしてきてしまいます。^^ いや,もうこのハイハットを聞くために東京に・・・(<超多目的)。
でも,さりげないキメが,さりげなくキマってるこの曲,ライブでもやっぱりさりげなくキマっていて,実に幸せいっぱい♪ エンディングのシンバル叩きまくりがこれまた♪ 原曲では多分マレットでやってたのではないかと思うのですが,ここでも「両手でライドとサイド・シンバル両方鳴らし」が出たんじゃなかったですかね?
ライブの醍醐味の一つに,フェイド・アウトの曲にどういうエンディングをもってくるかというのがあります。で,この前の山田さんの曲は,アルバムでは「ぶちっ!」・・・と切ってあったので,余計にそれが楽しみだったのですが,な〜るほど! こう来たか! という構成で(笑),まこっちゃんのギターが被って入り,曲がすり替わる(表現がヘン?)という実にニクい趣向。それに山田さんのシンセが被り,おかもっちのフィル・インで曲の雰囲気が完全にスイッチします。前の曲のシャッフル同様,ちょっとゆっくり目の明るい16ビートに,揺れ揺れ感(?)も高まります。
はい,この曲もコーラスがいいんですよね,コーラスが! 1番の"destiny〜"はユーミンのDestinyを狙ったのかな?って思ったんですが,これはちょっとわかんないです。2番の"Deja vu"は間違いなくAB'S ファーストのあのDeja Vuですよね〜♪ エンディングの方のコーラスもいいですよね。^^
んで,イントロに戻って,まこっちゃんのギターでFade Out・・・というアレンジ♪♪♪ で,こういう終わり方をされると,なるほど!今度はこう来たか!,と,またまた幸せいっぱいな気分になるのです。^^
ここでちょっと雑ネタ(4) [横浜]のみであとはボツになったネタ:
どうもAB'Sの中では妙なブームがあるようで,こんな会話が繰り広げられたようです:
直樹「次の曲はおかもっちの曲です。最近の調子はどうなの?」
おかもっち「リムショット?」<お客さん一同?????
直樹「え? 何? リムショット?」
山田「あの〜,九州の方だと,語尾に"と"を付けることがあって・・・」
直樹「あ,それね。今,メンバーの中で流行っていることがありまして」
山田「言葉の最後に,何にでも『と』を付けちゃう。マコト,もう帰ったと?」
(<誠さんは6月は超多忙で,8アーティスト・20ステージ(うげっ!),2アルバムの仕事を抱えていたため,リハの後も一番先に帰っていたこと・・・ということから,この例が挙げられたのだそうです。)
山田「だから,リンダさんが麻雀でロンであがると,リンダ,ろんしたっと? リンダ・
ロンシュタット?(笑)」(・・・^^; )
直樹「麻雀知ってる人じゃないと, 分からないじゃん! あ〜,それでリムショットと
かけたわけね。やっと分かったよ!」
・・・ということで,この長い問答後に,上記のおかもっちの答えの意味がようやく判明したのだそうです。
なお,このネタは,大阪・名古屋・恵比寿では消えました。(爆)
[Apr.16,08 付記]っていうか,結局「リムショット」にはオチはないんですか,オチは!?
MC:大阪で,AB'Sのライブではじーっと一生懸命演奏に見入って動かないお客さんが多いという話題になり,「AB'Sはロックバンドなのでほんとはこういう(腕を振って見せる)のも・・・」なんてのが直樹さんから飛び出した後,次の曲紹介でおかもっちが,「それこそこうやる(腕を振る)のにちょうどいい」と振ったので,イントロでそれをやることに。誠さんが「イントロ以外でもやられると笑っちゃう」ということで,とりあえずイントロだけ皆で腕を振って,あとはハンドクラップに移行しました。
これが名古屋で同じように「イントロで」と話が出たところ,名古屋のファンはほぼ全員(というのは,フツーにハンドクラップを入れてた私が振り遅れた!) 自発的に(!),間奏の後のイントロ部と同じフレーズに戻ったところで一斉に腕を振りまして,これに直樹さんがお目目まんまるに(多分)大変喜んでました。(笑)
・・・という流れの後,締めの恵比寿では最初から何気にしっかり「イントロや間奏で」って腕を振る箇所を増やしてましたね。(笑)
・・・ということで(笑),ノリノリでした。(笑) でも,おかげで,以来この曲を聴くと,みんなで手を振ってる絵が浮かんできて笑えてくるようになってしまいました〜!!!(爆)
間奏と最後のギター・ソロの競演もよかったですよね。このギター・ソロ,第一部のあたりに比べて徐々に原曲のソロとフレーズが離れていって,アドリブ炸裂っぽくなってました。なんたって次がInto the Lightですので,このギター・ソロ・アドリブ競演への飽くなき期待がとっても欲深く高まります。
そして,そのギター・ソロの後ろのドラム〜〜〜!!!
個人的には,エンディングのギター・ソロ競演の直前のフィルがたまりません〜。入りのタイミングとか,もう大好きです♪ おかもっちのフィルはおかもっちの曲がいちばんカッコいいかもしれませんね。^^
今回のアルバムの曲の中でも最難易度と思われる(わかんないけど多分)途轍もないこの曲は,Back to Paradiseから続けてバスドラとハイハットでメドレーで繋げたあと,そのまま怒涛の勢いで始まりました。結構テンポが速かったですよね。めちゃくちゃスリリング!!! ステージに向かって左で向かい合って調子を合わせながらユニゾンを奏でる藤丸・直樹組と,右でシブ楽しそうに(笑)ギターを弾くまこっちゃんというフロント3名の対比が,既にファンの興奮を呼ぶ絵柄になっていて,特にこの藤丸・直樹向かい合いユニゾンは,きっと藤丸ファン・直樹ファンを興奮させたことでしょう!(私も〜!!!) そしてその後ろからやってくる32ビート混合重厚ハイハットとドスっと入るキック!!! キーボードが絡んでキメ後にサイドスネアでのフラムがキマると,もう怒涛のテクニックの応酬!!! はい,会場に集まったAB'Sファン全員がこの曲をライブで聞ける幸せに打ち震えたに違いなし!!! で,来ましたEndingギター・ソロ競演!!!
で,このギター・ソロなんですが,誠さんがまず振って,それに藤丸さんが呼応する・・・という感じかな?と思うのですが,アドリブ炸裂! もう,これぞ AB'S!!!って感じで,今思い出しても鳥肌が立ちます。誠さんは冒頭で3連や6連などのリズムを使ってその後16ビートに持ってくる・・・というパターンが結構あるので,ドラムの入りはちょっと様子見しながら叩く感じなのですが,藤丸さんはそのパターンで誠さんが弾いた場合,同じような3連・6連をまた冒頭に持ってくることはあまりない(多分恐らく自信ないけどわかんないけど)ので,割合最初の方からシンバルを積極的に連打していくように思いましたが,実際のところどうなのでしょう? ここは是非岡本さんに伺ってみたいところです。(でも無意識でやってるかもしれません〜。^^ )
そんなバックのドラムをよそに(?),このギター競演,歯切れの良い誠ギターと,なめらかな藤丸ギターの音色やフレーズの取り方の個性を堪能できる箇所。特に恵比寿では,大阪・名古屋に比べて,藤丸さんのギターの音がかなりしっかり来ていて,(他の箇所も含めて)ギターの競演がばっちし楽しめました。
更に,アルバムでは控え目だったこの箇所でのドラム,最後の方ではすごいことになってましたね。(爆) a2aさんが「スウィッシュとキックがすごかった」とBBSに書いてらっしゃいましたが,ここはa2aさん,私ともドラムに釘付け! 大阪・名古屋と見てきたにもかかわらず,ワタクシ,「きゃあああああああっっっ!!!」と思わず叫んでしまいました〜〜〜!!! まさに「あっちゃん,カッコイイーーーーーーーっ!!!!!」ですよ!(<畏れ多い) いや,もう,この曲が終わった瞬間,死んでもいいと思いましたね。(爆)
ということで,怒涛のようなライブが一応ここで締めくくり。
・・・確かこの曲もウデフリフリをやりましたよね。^^; なんか,バスドラの入るバージョンが耳に残ってます。NewのCDでは普通に流してた"AB'S new!"のライブ・バージョンでのブレイクもすっかり定着した感じです。あと,おかもっちのスットコ・フィルのキレのよいこと!!!
この曲はいろんな遊びがあって,「ドラムがうるさい〜」って歌詞のところではおかもっちがドラムをどかどか入れますし,マイクのハウリングを起こすところは直樹さんがハウリングの音を入れます。<名古屋ではこれを直樹さんが忘れまして,誠さんの方を向いて「しまった!」って顔してました。(笑)
新生AB'Sのテーマ曲は,アンコールには今後欠かせない曲になるかどうか・・・は,ウデフリフリにも関わってくる・・・のでしょか?^^
私,この曲もめちゃくちゃ好きなんですよぉ!!! この曲も相当AB'Sしてると思いませんか? で,Singleでは結構シブいんですけど,さすがにこの位置に持ってくると,相当ノリノリな感じで,もう立ち上がって踊りたくて仕方がなかったです。この曲はKABUTOのライブでもアンコールに来たんですが,ドラム以外の各パートにソロがあるんですよね。そこのギター・ソロがまた炸裂しまくってました。
あの激しい楽器演奏(特にドラム!)の直後に,これを歌うの?という展開ですが,歌いましたね。^^ 本当に素晴らしいハーモニーです。んでもって,コーラス・アレンジは,やっぱり誠さん・・・なんですよね? 和音だけじゃなくって,和音の移行の仕方がこれまたすっごく綺麗なんですよね。
・・・他の曲でも聞きたい・・・って言ったら,やっぱ,贅沢過ぎ?
アンコールなので,既にリラックス・モードだった上,盛り上がりまくっていたので,メンバーの皆様方,かなりノリノリでした。(特にギター!!!) ・・・というわけで,エンディングでのドラムはちょっと(<あくまでちょっとですが)抑え気味になりましたね。(爆) おかもっちって,こういうところがえらいなあ。^^ あ,でも6連が確か3回でてきたんですよね,アンコールでは。そういうことはしっかり覚えている私でございます。^^
私は,他の方も多分そう思われてるかと思うのですが,AB'Sって本当にライブ・バンドだと思います。アルバムの出来がもはやカンペキ〜な感じなのに,ライブはもっとすごいんですよね。前回のNewのとき,アルバムの発売からライブまで1ヶ月未満だったのが,今回は3ヶ月以上あってしっかり聞き込んで臨むことができたわけですが,やはりライブで聞くと,またCDに戻って聞いても,ライブでのナマの音や,一瞬一瞬の脳裏に焼き付いた映像,ライブハウスの風景等が浮かんできて,そんな中で再び味わうCDこそがやっぱり完成形のような気がして,更に更に幸せ〜な感じになります。ギターのうなり,ベースの振動,エレピの響き,シンバルの音の広がり,そして,私の大好きなおかもっちのバスドラ・・・聴覚だけではなく,五感すべてで感じた「音」の感覚を保ったまま,これからもBlueを長く長く,ずっとずっと聴き続けていきたいと思います。
・・・とはいえ,ですね,やはり,お仕事等や住んでる地域の都合でライブを体験できない方の方が圧倒的に多いというのが現実なのではないでしょうか。それに,私も,ライブの思い出を脳裏に刻むだけではやっぱり物足りない!!! 全部自分のものにしたーいっ!!!
てなわけで,やっぱりライブDVDが欲しいです!!! できれば毎回のライブをDVDで出して欲しい!!!
・・・と,どんどん欲深くなっていくのでした♪ ^^ ファンってのはコワイですねえ。(爆)