Peanuts FAQ: 2. シュルツ氏関連 (5) 1コママンガ

原著者: デリック・バング(Derrick Bang)
和訳:PFJW(Peanuts FAQ Japanese Workshop)

Last Update: May 5, 2012

2.5) シュルツ氏は,彼のピーナッツ帝国の芽が出始めてからも,まだ1コママンガを描いていましたか。

(訳:Charn)

全く,その通りです。1950年代の後半の短い期間,シュルツ氏は実際に2つのコミックを同時期に新聞に連載していました。ピーナッツの他に,彼は『それはただのゲーム (It's Only a Game)』も制作しました。それは,ありとあらゆるゲーム,テニスやゴルフからブリッジ,またその中間のものすべてについての1コママンガで,2種類のフォーマット,すなわち,月・水・金に掲載する1本,もしくは,ヘッダーに「特別な (extra)」と書かれた小さなコマを配し日曜版にまとめてフルカラーで新聞に提供されました。すべてのコミックが,当サイトの管理人であるデリック・バング (Derrick Bang)編集,--信じようが信じまいが, -- シュルツ氏の同僚でデビューの後少しの間,シュルツ氏が自分で描く時間がなかったため代わりにゴーストライターを務めていたジム・サセヴィル氏 (Jim Sasseville) 解説で,2004年に『それはただのゲーム (It's Only a Game)』としてまとめられました。

その作品は,1957年11月3日に,依頼した約30紙の新聞で初めて公開されました。シュルツ氏は1958年1月まではすべて自分でセリフを書き絵を描いていましたが,その後,セリフとラフスケッチを作り,そこからサセヴィル氏が非常にシュルツ氏の作品に似通ったスタイルで完成させていました。

あいにく,1年と少し経った後,まだ最初に掲載した30紙が掲載していたにもかかわらず,その作品は販売されませんでした。シュルツ氏は,5年の契約だったにもかかわらず,この作品から手を引き,最終回のマンガは1959年1月11日に掲載されました。


⇒次のページ(「2.6) 私は時折,子供が登場するたいていは宗教をテーマとした1コママンガを目にします。シュルツ氏もそういうマンガを描いていましたか?」)へ


↑

Peanuts Forum Home