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AB'S: Just You

Just You

Jeff KEELING/ Makoto MATSUSHITA

Sound

この曲がまた一段と不可思議な雰囲気。(笑) Asian Moonとこの曲は英詩。エフェクターばんばんの(コーラス？リバーブ？)ギターは，アルペジオと旋律の2本が巧みに絡んで，コーラスの美しさとともに非常に印象的です。また，それを包み込むようなキーボードも(地味ながら)素敵。淡々と進むバックとメインボーカルの盛り上がりが対照的なのも面白いと思います。
ボーカルと並んで，もうひとつのメインは間奏のベース・ソロ！ Solo Bass-Club渡辺直樹の面目躍如といったところでしょうか(って，まだこの頃はSolo Bass-Club ないって！)。

Drum Performance

A/B/Cメロ部

ブラシ使用。16ビートで入っていますが，1・2・3・4拍目(特に2・4)にちゃんとアクセントを入れて叩いています。サビ部の終わり(盛り上がっている部分)では速叩きも出てきてます。2番に入るところなどのそれぞれの繋ぎ部でもアクセントを入れて，聴き手の無意識部分で曲の切り替えを支えている感じがします。

間奏

リズム・セクションの相棒がリズム崩して(笑)ソロやってるので，その分しっかり刻んでます。特にソロのフレーズが変わる直前はかなり強めにアクセントを入れてます。

Ending

基本的にこの曲は終始あまりドラムのパターンは変わりませんが，最初に比べると最後のほうが逆にアクセントの入れ方が弱くしてある感じがします。速叩きも減ってやや淡々とした感じにしておいてEnding(fade out)に持っていっている気がします。

Something Extra

このアルバムで唯一おかもっちのブラシワークが聞ける曲。元々ジャズっぽいドラムも得意そうなおかもっち。ブラシ使いもお手のものなのでしょう。淡々系には欠かせないブラシですが，アクセントの入れ方次第で，これまた妙なトランス感も生み出します。おかもっちのドラムは，こういうものでもアクセントの入れ方にメリハリがあって，こういう不可思議ムードの曲でも安心して聞ける感じがします。

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