Peanuts FAQ: 8. 音楽 (10) キャラクター関連やトリビュートもの

原著者: デリック・バング(Derrick Bang)
和訳:PFJW(Peanuts FAQ Japanese Workshop)

Last Update: Oct.1,08

8.10) これまでにレコーディングされた曲の中で,ピーナッツの登場人物にふれたもの,あるいは彼らへのトリビュート作品はありますか?

(訳:ミセス・フィールド)
(一時更新: 2008-10-1 (Charn))

もちろん,最も有名なのは,前述のロイヤル・ガーズマン(the Royal Guardsmen)による作品です。

次に有名なアーティスト(実際,歴史的衝撃度から見れば,この表現はこの紳士を極めて控えめに表現しているのですが)は,ロッド・マッケン(Rod McKuen)でしょう。彼は,1970 年に,『スヌーピーとチャーリー(A Boy Named Charlie Brown)』 というタイトルのサウンドトラックをリリースしました。このアルバムは,『チャンピオン,チャーリー・ブラウン(Champion, Charlie Brown)』というボーカル曲が 2 つの違うバージョンで収録されているほか,ボーカル曲の『スヌーピーとチャーリー(A Boy Named Charlie Brown)』と,『フェイラー・フェイス(Failure Face)』 のインストゥルメンタル・バージョン,えっとそれから,『サムシング・フォ-・スヌーピー(Something for Snoopy)』 という,マッケンが映画のために書いた曲の中で実際には使われなかった曲も入っているのです! これらはすべて,私たちが映画で聞くものとは異なったバージョンになっています。このアルバムではまた,『ナタリーの朝(Natalie)』 『ジョアンナ(Joanna)』 『ミス・ブロディの青春(The Prime of Miss Jean Brodie)』 に収録されている作品も聞くことができます。このLPは,CDとして再発売されていませんが,LP自体はまだ入手可能です。マッケンのホームページ http://www.stanyanhouse.com. で販売しています。(そして,そう,私が「まだ」入手可能と言いました。つまり,これは私が更新を忘れた時代遅れのFAQの項ではないのです。上記のサイトをご覧になり,ご自分で見つけてください!) ほらね,私はレコードプレイヤーを捨てずに取っておくのに理由があることを知っていたのです。

他にもいろんな曲が何年にもわたって生み出されて来ました(どしどし情報をお寄せ下さい!)。でも,私がとりわけ気に入っているのは,北カリフォルニアを活動拠点とする偉大なフォーク/ロックグループであるナタリー・コルテス & ウルトラ・バイオレッツ(Natalie Cortez & the Ultra Violets)が 1998 年に録音した 『ドリームタイム(Dreamtime)』 という曲の次の一節です:

もうすぐハローウィン
空気のにおいや木々の中でそれを感じる:
飛び跳ねて,音を立てながら枯れ葉を踏み分けて進んでいく
チャーリー・ブラウンやライナスやペパーミント・パティのように,
そしてかぼちゃ畑で待ってるのはお馴染みの・・・。

この曲は,彼らの CD Ten Who Dared: Live at The Palms に収録されています。ご注文は,P.O. Box 595 Davis, CA 95617-0595 へ。お急ぎの方は,以下のサイトをご覧下さい: http://www.jps.net/april2/ultraviolets  明るいフォーク/ロックがお好きな方には絶対お勧めです。この CD はなかなかのものですよ!

みなさんがもう少し知っていそうなものとしては,トリー・エイモス(Tori Amos)のアルバム Boys for Pele に,"Not the Red Baron" というタイトルの曲があり,こんなセリフが入っています:

「レッド・バロンではない,チャーリー・ブラウンでもない・・・。
「レッド・バロンでも,チャーリーの素敵な犬でもない・・・ 。」

ディッシュワラ(Dishwalla)は『チャーリー・ブラウンの両親(Charlie Brown's Parents)』というタイトルの歌をレコーディングしましたが(訳注:アルバム Pet Your Friends に収録:1995年),その歌詞には次のようなフレーズが入っているんです:「なぜならボクはチャーリー・ブラウンの両親に話をしているような気分なんだ /何も見通しもないひとりぼっちの男と話しているような気分なんだ/憂柔不断を彼の口に詰めこんで・・・。」

中国のファン ヤオ・ケン・レオン氏(Yeo Keng Leong)は 2000 年に流行った中国のポップソングで フェイ・ウォン氏(Faye Wong) という東アジアの歌手が歌った If You're Not Real をこの例に挙げています。

「どうなんでしょう」 「あなたがスヌーピーに変身すれば 思い出も変身してしまうんでしょうか」

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