Peanuts FAQ: 4. 登場人物 (12) スヌーピーの小説

原著者: デリック・バング(Derrick Bang)
和訳:PFJW(Peanuts FAQ Japanese Workshop)

Last Update: Oct.1,08

4.12) スヌーピーの小説の全貌をおしえてください。

(訳: Charn)

ホルト・ラインハルト・アンド・ウィンストン社 *(Holt, Rinehart & Winston) の本 『スヌーピーと暗い嵐の夜だった』 (Snoopy and It Was A Dark And Stormy Night)(1971年出版)でしっかり世間に認められているように,これは全盛時のスヌーピーの小説です。

『暗い嵐の夜だった』 (It Was A Dark And Stormy Night)

著者: スヌーピー(Snoopy)

第 1 部

暗い嵐の夜だった。突然,銃声が鳴り響いた!ドアがバタンと閉まり,メイドが叫び声を上げた。 突然,1 隻の海賊船が水平線上に現れた! 何百万人もの人々が飢えで苦しんでいた。なのに王様はぜいたくを極めていた。そのころ,カンサスの小さな農場で少年がすくすくと成長していた。

第 2 部

雪が少し降っていた。ボロボロのショールをまとった少女はまる一日すみれが売れていなかった。 まさにその頃,市立病院の一人の若いインターンが重大な発見をした。213 号室の神秘的な患者がついに意識を取り戻したのだ。彼女はやさしくうめいた。 その女性こそ,なんと,あの海賊から逃れてきたあのメイドの娘であるボロボロのショールをまとった少女を愛しているあのカンサスの少年の姉であったのだ! インターンはまゆをひそめた。 「逃げろ!」作業長が叫んだ。そして 40,000 頭の牛が小さな牧場に走りこんだ。二人の男がひづめの下でつかみあって地面に転がっていた。左と右。左。もう一度左と右。アゴへアッパーカット。戦いは終わった。そして牧場主は助かった。

若いインターンが喫茶店のすみにすわっていた。彼は医療について学んだ。しかしもっと重要なのは,彼は今回,命について,大切なことを学んだということなのだ。

終わり

(このあと,ライナスが「王様はどうなったの?」と聞きます。ライナスはこの生意気な質問のせいで,頭をごつんとやられます。)


訳注: Snoopy and "It Was a Dark and Stormy Night." は現在では絶版です。この本の最後に,この「小説」が収録されています。


⇒次のページ(「4.13) チャーリー・ブラウンと仲間達は(実際には)何歳なんですか?」)へ


↑

Peanuts Forum Home